戸建
築20年


『和式のトイレを洋式に変えたい』これが今回のご相談です。


10年前に比べると相談件数は激減していますが、たまにありますね。



今回は、外で使われているトイレのご相談です。

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和式から洋式にする場合、見るポイントとしては、

①解体範囲
②給水・排水管の移動
③部屋の広さ
④コンセントの有無


あたりを調べます。



室内を真上から見てみると、こんな感じです。
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①解体範囲 

床はコンクリートなので、一部解体することになります。周辺はそのまま使うので、便器周辺をキレイに壊す必要があります。



②給水・排水管の移動

新しい便器に合わせて、移動します。給水はこれです↓
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ここでは壁のつくりをチェック。木造なので、位置変更は問題なく出来ます。



排水管は便器の下に隠れていますので、今は見えません。便器を外した後、位置を変えます。その時、白い丸辺りにくるので・・・
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つまり、壁から20センチくらいのところに変わるのです。なので、この辺りまでは解体しておくんですね。



③部屋の広さ

和式は、元々の部屋が狭い場合が多く、洋式に替える場合には、出来るだけ小さい便器を選ばないと、大変なことになります。

私が知る限りでは、LIXILのタンクレスが一番コンパクトだと思います。今回はこれをお勧めすることにしました。

↓こんな感じ
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奥行105㎝の部屋に、これを設置すると手前のスペースが40㎝空きます。人が立ち座りをする時には、最低45㎝は欲しいところですが、これが最小。


↓ちなみに一般的なこれを設置すると
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手前の空きスペースは、26㎝。これは使用上、かなり問題ありです。


その他メーカーのタンクレスでも、便器サイズは70㎝近くはあります。



④コンセントの有無

コンセントがない場合、別途電気工事が必要です。シャワー便座や暖房便座を付ける場合には、必ずです。

今回のタンクレス便器は、シャワー・暖房便座になっていますので、電気工事は必要です。

天井裏を覗く点検口はあり、電源の確保は問題なし。



これらを踏まえて、今回の工事は可能と判断。後日、見積りを出します。