古いアパートを相続した場合の活気的な利活用方法とは?
築40年や45年という古いアパートを相続したとき、借り手もいないし取り壊すのも費用がかかるし・・・と負の資産を相続したことでがっくりと肩を落とす人もいるかもしれません。
古いアパートになると、お風呂もないので利便性が悪く、誰も借り手がみつからないと思うかもしれませんが、中には利回り40%を超えるゲストハウスに生まれ変わらせた事例などもありますので、もしかしたら負の資産ではない可能性もあります。
外国人を対象としたゲストハウス
築40年や45年という物件を安い費用で上手にリフォームして、外国人向けのゲストハウスや外国人向け物件に転用し、住む場所に困っている外国人に対して提供することを決めたケースもあります。
近年は訪日外国人旅行者も増えていますし、長期滞在する外国人が住む場所に困っているケースも多くみられます。
日本で暮らす外国人の人にとっても、外国人向けの物件はそもそも不足状態にあり、一度追い出されるとなかなか住む場所が見つからないという苦境に立たされるという外国人の少なくありません。
外国人の憩いの場として
古いアパートを修繕するとなると、そもそもお風呂が付いていない物件なので、他の外国人旅行者と同じ部屋で宿泊することになりますし、シャワーやトイレは共用です。
しかし、キッチンやリビングなどの共有スペースでコミュニケーションを取ることができたら、日本にいてもほっと一息つくことができる空間を確保することもできますし、旅人同士で話が盛り上がって一緒に観光したり食事したりということもできるでしょう。
安い宿泊料で提供できれば、宿泊を希望する人も増えますし、外国人は日本の建築や畳の部屋などに興味がある人も多いので、大きく修繕する必要なく古さを活かして利用することもできるでしょう。
ホテル不足で頭をかかえるビジネスマンにも
とくに都市部ではホテル不足が問題となっており、外国人だけでなく都市部を移動するビジネスマンにとっても大きな問題です。泊まるところがみつからず、急な出張に対応できずに終電の新幹線で帰宅しなければならないという人も少なくないのです。
古い物件は負の資産ではない可能性もある
東京オリンピックを控え、ますます外国人が日本に足を運ぶ機会は増えると考えられます。もし古いアパートを相続してしまい、利活用の方法がみつからないと頭を悩ませているのなら、このような外国人向けの物件に生まれ変わらせるのも方法の1つかもしれません。
使い道のない古い物件は負の資産だと決めてしまわず、いろいろな活用方法があることを知っておくとよいでしょう。