免疫力を高める要因である「睡眠」について書きました。

今回は栄養についてです。

 

最新の研究では、新型コロナウィルスは現在、5000種類に変異していると確認されています。

進化が早すぎます。

 

ワクチンが出来ても、出来た時点でそのワクチンでは効果がないという自体も否定できません。

 

今後、このウィルスが死滅し消え去る事も無いのではないかと予想されてきています。

 

つまり、以前このブログでも書いた「常態化」です。

 

どこかの地区で、終息したとしても他の地区には存在するというパターンです。

これは地区を国に置き換えても良いでしょう。

 

今後、社会生活は新型ウィルスに対する対応を基本とする「新しい社会生活が重要」であり、そうでなければいつまでも自粛解除とはなりません。

 

当研究所でも新型ウィルス対策を、今後終息したとしても常態化させ続けて行く予定です。

 

もう、治療室でのウィルス対策を止めることは出来ないと承知しています。

 

さて、以前書きましたが血管の炎症を引き起こすと言うことが欧米から報告されています。

それによって悪化する臓器を列挙すると、

 

子供の川崎病、脳血管障害、心臓病、肝機能障害、腎機能障害、末梢血管の壊死

などなど、枚挙に暇がありません。

 

ですから、糖尿病など基礎疾患を持っている、糖尿病などは過剰な「糖」によって血管の内側が、古くなったプラスチックのイメージで固くなってしまします。(難しく言うと、糖化タンパク化)

 

そこへ、ウィルスを殺す為に(生物ではないので殺すというのは不正確で不活性と言います)、免疫細胞が大量に増えて自分自身の血管さえも攻撃し始めます。

 

血管に傷を付け、そこから血栓が発生します。

 

難しい事はさておき、簡単に言うと

 

血管が炎症を起こし、血栓を発生させるため脳血管障害、心臓病、肝機能障害、腎機能障害、細胞の壊死(特に手足)などを引き起こす。

 

と言うことです。

 

この時に基礎疾患を持っている人が、重傷化しやすいというのは慢性的な炎症を体内に持っているので、新型コロナウィルスによってそれが最大悪化し、各臓器、血管組織などを破壊するからです。

 

ですから、三大成人病のうち、脳血管障害、心臓病なども慢性炎症を持ている証拠ですから、肺炎だけでは無いと言うことになります。

 

新型コロナウィルス以外において、生活習慣の中で血管を傷つけ慢性炎症を引き起こす最たるモノが「糖」です。

 

なんと、「肥満」一つでもサイトカインが分泌されますから、慢性炎症の元になります。

 

はっきり言うと、太っていても新型ウィルスによる重傷化を招きやすいのです。

 

関西弁で言うところの

 

「えらいこっちゃっ!!!」

 

です。

 

と言うわけで「糖」の摂取を控えねばなりません。

私の研究所では、科学的な糖質制限について指導しています。

結構、知識が要ります。

 

これは、「癲癇(てんかん)」「癌」、「アレルギー」そして「うつ」や「サルコペニア(筋肉が減っていくこと)」に関しても重要で、肥満すれば新型コロナウィルスによる重傷化となれば、身も蓋もありません。

 

血糖値の高いあなた!!!

 

知らぬうちに、糖尿病予備軍になっているあなた。

 

「糖」は出来るだけ取らないでおきましょうね。

 

※ 注意

もともと「やせ型」で、何を食べても太らない体質の人など、体質によって糖が必要な人もいますので実施に関しては糖質制限の専門家に相談して下さい。

 

※患者さんへ

詳しいやり方は、ブログでは書ききれないので患者さんは直接、研究所に来所した折に聞いて下さい。説明の上、資料などをお渡しします。