ジストニアと統合失調症。

これらは関係があります。

薬物においてです。

しかし、精神疾患でなくてもジストニアになります。

原因が同じ事であると考えられるからです。

結局、

薬物による副作用で結局、大脳基底核に悪影響を与える。

前回まで書いた事をまとめるとこうなります。

さて、薬物全般に言える事ですが

薬物は殆どの場合、自律神経の交感神経を興奮させてしまいます。

これが根本的な問題です。

精神的な疾患を持っていなくても

働き過ぎなどでストレスをためると、同じ事になります。

実際に私の治療室に来たOLの患者さんは、

別に精神疾患などなく、仕事でハードな毎日を送っていました。

ただ、毎日がかなりの興奮状態であった事はまちがいありません。

ですから、精神的に影響がないかと言えば、そうでもありません。

やはり脳の事ですので。

ですから、精神疾患に対する薬物の副作用も

ストレスによる発症も、ジストニアでは、同じ事なのです。

要は、神経系の異常な緊張から起こる病気です。

※このブログは、一般の患者さん向けに書いています。
 難解な医学用語や医学的説明を読みやすく書いていますので
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