漢方シリーズだけではおもしろくないので

今日は、違う話題でお送りします。

寒い日が続くと、身体が硬くなって

肩こりも起こるとイメージできますね。

つまり、寒冷ストレス緊張している状態。

ところで、この「緊張」というキーワードが

非常に厄介なものなのです。

私の治療室で、

「最近私、すごく元気なんです。疲れ知らずというか・・・」

と仰る患者さんがおられますが、

実はこの患者さん、神経機能医学から見れば良くない状態の事が多いのです。

そう、

「あなたは、もうすでに疲れている!!」

状態なのです。

最近、疲れ知らずという人の何処が悪いのかと言われそうですが

悪いんです。

NExT-Neuro-functional medicine では、自律神経の機能障害の状態を

いくつかの段階に区分します。

この患者さんは、実は「緊張」状態なのです。

つまり火事場の馬鹿力で動いていると言いますか

補助電源で動いているというか。

たとえるなら

線香花火が、落ちる寸前に大きく光り輝いて、そして、ポトリと落ちる。

この時の「最後の輝き」状態と言えばいいでしょうか。

結構良くない状態なのです。

元気なのに疲れている・・・。


この不可思議な状態について

次回は、その症例の一つを見てみましょうか。