前回、「ぎっくり腰」のことを書いたのですが、
その原因は重い物を持つことだけではないと書きました。
答えから先に言いますと。
「ストレス」です。
アメリカのシンシナティ大学のカミット デービス博士は,
非常に興味深い実験を行っています。
暖簾の向こうから(空港での荷物が出てくるような暖簾状のもの)、
ベルトコンベアーで重さ7kgの段ボール箱が次々と出てきます。
それを被験者が、段ボールに書いてある「R」か「L」という表示によって
段ボールを右か左に置くというものです。
このとき、筋電計で腰部の筋肉にどれぐらい負荷がかかっているかはかるのです。
この「R」と「L」の記号の時にかかる負荷と
七桁の数字が書かれた段ボールで、左から三桁目と五桁目の数字を足して
偶数なら右、奇数なら左というように段ボールの箱を置くのです。
たとえば「2654785」という数字であれば、
5+7=12 → 偶数 となります。
これは脳にとっては負担です。
この時に腰部にかかる筋電計を見てみると
「R」、「L」と書かれた段ボール箱よりも腰椎にかかる負荷は
70Kgも増えていることが分かりました。
つまり、脳にストレスを与えるだけで
腰部にかかる負荷が、大きくなるというのです。
だったら
「ストレスを無くせば、腰痛はなくなるか??」
と言う疑問が出てきますが
その答えは、正しいし、間違ってもいます。
これには理由があり
「ではストレスを無くすように、カウンセリングで治るのではないか」
とも考えれるのですが、
答えはそんなに単純ではありません。
続く。
その原因は重い物を持つことだけではないと書きました。
答えから先に言いますと。
「ストレス」です。
アメリカのシンシナティ大学のカミット デービス博士は,
非常に興味深い実験を行っています。
暖簾の向こうから(空港での荷物が出てくるような暖簾状のもの)、
ベルトコンベアーで重さ7kgの段ボール箱が次々と出てきます。
それを被験者が、段ボールに書いてある「R」か「L」という表示によって
段ボールを右か左に置くというものです。
このとき、筋電計で腰部の筋肉にどれぐらい負荷がかかっているかはかるのです。
この「R」と「L」の記号の時にかかる負荷と
七桁の数字が書かれた段ボールで、左から三桁目と五桁目の数字を足して
偶数なら右、奇数なら左というように段ボールの箱を置くのです。
たとえば「2654785」という数字であれば、
5+7=12 → 偶数 となります。
これは脳にとっては負担です。
この時に腰部にかかる筋電計を見てみると
「R」、「L」と書かれた段ボール箱よりも腰椎にかかる負荷は
70Kgも増えていることが分かりました。
つまり、脳にストレスを与えるだけで
腰部にかかる負荷が、大きくなるというのです。
だったら
「ストレスを無くせば、腰痛はなくなるか??」
と言う疑問が出てきますが
その答えは、正しいし、間違ってもいます。
これには理由があり
「ではストレスを無くすように、カウンセリングで治るのではないか」
とも考えれるのですが、
答えはそんなに単純ではありません。
続く。