ここ3週間ほどは、「ぎっくり腰」が毎日と言って良いほど

治療に来られます。

さて、この「ぎっくり腰」なんですが、

世間の常識として重い物をもったり、姿勢が悪かったりしたら

「ぎっくり腰」となると思われている事が多いようです。

「んっ?、思われてると言うことはそうではないの?」

となるでしょう。

この現代社会において

極端に重い物を持つ環境というのは

特定の職業を除いて

そうそうあるものではありません。

特に、都会部では無いでしょう。

しかし、

一日中、パソコンを打っているだけの

プログラマーやグラフィックデザイナーでも

「ぎっくり腰」になります。

なぜでしょう?

ある中年の男性患者は、

「ローソンで、冷蔵庫から500mlのペットボトルを取ろうとしたら、
      急に腰が痛くなり、しばらくまっすぐに出来ませんでした。」

とい言う方も・・・。

「先生、ワシはペットボトルに負けましたんや~っ」

と嘆いておられました。

また、ある20代のサラリーマン男性はコピー機から用紙をとろうとして

「ギクッ!!」

となり、「ぎっくり腰」に。

「先生、僕は A4 のコピー用紙たった1枚に、負けました!」

と同じようなことを、言っておられました。

なるほど、人生は戦いですから

まあ、ペットボトル や A4のコピー用紙ごときに負けるようでは、

今後の人生は危うい・・・。


と、

嘆く必要はありません。

別にペットボトルを持ったから

腰痛になったのではないのです。

つづく。