前回は、ジストニアとは

どういう病気かと言うことについて書きました。

今回はその原因を探ってみたいと思います。

でも、このブログを読んでくださっている方の中には

前回、その原因は「大脳基底核」や「感覚系」だと

書いていたではないかと思った方がいるでしょう。

いやいや、

それは発症の神経学的メカニズムです。

何処が痛んだら、どうなると言うことですね。

では、

何故、「大脳基底核」などが異常をきたすのでしょう?

これが本当の原因というものです。

この原因の中に、「統合失調症」が関わって来ます。

統合失調症に対する薬物が、問題です。

最初に書いたと思いますが

私の治療室に来られるジストニアの患者さんの、半分は精神的な疾患があり

これに対して、大量の薬物を投与されている人たちです。

これらの薬物の中には、副作用としてジストニアを発症する薬も

少なくありません。

では、何故、薬物の副作用でジストニアが起こるのでしょうか?

これこそ本当の原因となります。

この原因は、精神疾患を煩っていない患者さんでも

ストレスの量が、限界を超えるとジストニアの原因となるものです。

続く。