今日は、10月14日に行われる「やさしい神経生理学サロン2」の

準備のために研究所にいます。

休みの日に研究所に来るのは、いつも気が重いのですが

来てしまうと、頭が自動的に働き出し

あれもこれもと作業をこなしていきます。

この時期は、寒暖ストレスのせいで症状悪化する人も多く

私の仕事は大忙しになり、予約も取りにくくなり患者さんに

ご迷惑をかけますが、

私も人間ですから、やっぱ寒暖ストレスと仕事の疲労で

体調が優れないことが多いのです。

自己管理しないのかって??

やりたいのですけれど、

朝の9時から、夜の10時まで働いていると

出来ることなど知れてますので。

最近、昼食を10分で食べなければならないことも

多いのですよ。

ところで、

私の治療室には、難聴の患者さんがたくさん来られます。

殆どが、「突発性難聴」というもので

一般の耳鼻咽喉科では、原因不明です。

それで一般的にはステロイドなどの投与を行うのですが

これの副作用が非常にきつく出る人もいます。

たとえば、ムーンフェイスといって

顔がむくんで大きく腫れ上がります。

ステロイドの副作用は、それこそ数え切れないほどありますから

自分が難聴以外に何かの症状が出ても、これらステロイドと

関係ないように思う症状もあります。

私の研究所に来られる患者さんは、これらの副作用に耐えられないとか

医師に

「完治する事は、難しい。経過を見ましょう。」

と言われて落胆し、

口コミで来られる方が、殆どです。

そもそも、原因が分からないのですから

万能薬的なステロイドを使うことが多いのですが

それで治ったとしても

今ひとつ、原因が分かっていないと言うのが本当です。

NExTの神経機能医学では、なぜ、難聴になるかという

神経生理学的な説明のつくものであれば、対処できます。

「一般に原因不明なのに、なぜ説明など出来るのか?」

と声が聞こえてきそうですが、

なぜ、説明できるのか?というと、

診るところが全く違うのです。

一般に難聴と言われる疾患は、非常に関連性の強い「めまい」とならんで

医学的にその原因が非常に難しく、いろんなケースが考えられます。

それこそ、それだけで膨大な情報量のホームページが

ネット上にはたくさんあります。

しかし、それらと全く違う切り口で診た場合、

その説明がつけば、治療出来ます。

いまのところ、私は改善に関して失敗した事がありませんので、

失敗しないところをみると

その理論は、今のところ間違っていないと思います。

将来研究が進んで、少しは理屈が変わるかも知れませんが。

もっとも、最初のスクーリングで治癒の可能性を検査することが

重要ですが、

それでも、治療をお断りすることはあまりありません。

大体がNExTの神経機能医学で想定する範囲の中に入ります。

そんな難聴について、少し書いていきます。

続きはまた。