前回、NExTのポジショナルリリースは、ポジショナルリリースでなく、

カウンターストレインでもない!

などと意味不明なことを書きました。

その理由は、

独自の神経生理学的な運用がなされるからです。

しかし、いまのところ名前をつけていませんので

便宜上、ポジショナルリリースとしておきます。

「やさしい神経生理学サロン」でも言いましたが、

NExTのポジショナルリリースは、ポジショナルリリースではありません。

どうも、「ポジショナルリリース」は簡単だから

少し聞けばいいと思っている方が非常に多い。

それは大きな勘違いです。

そういう人ほど、

「ポジショナルリリースは効かないじゃん」

てなことになります。

実は、正確にやっていないとか、

適応診断が間違っているとか

的外れな自分が悪いんですけどもね。

そこで一言。

私は、ポジショナルリリースのテクニックを教えているわけではない。

ここが重要です。

もっとも、ポジショナルリリースのテクニック自身も簡単に見えて

バイオメカニクス的に非常に繊細なところがあり

簡単ではありません。

根拠のない自信を持っている人は、考え直しましょう。

本講義では時間の都合上紹介しなかったテクニックのなかでも

補強講座を受講した方なら分かると思いますが

微妙なやり方を知らないと出来ないものもたくさんあります。

補強講座では、参加者全員に体験してもらいましたね。

参加した人なら理解できると思います。

この時、人数多すぎて手の指が痺れました・・・。

ストレイン &カウンターストレインの創始者である

Dr.ジョーンズも

「一日8時間、2年も続ければ治療成績も上がるだろう」

と仰っていました。

言っている意味が分かるでしょうか?

もう一度言いますが、

私は、ポジショナルリリースのテクニックを教えているわけではない。

次回は、その意味を紐解いていきましょうか。