昨日は、関東の方で大雪になりました。

私の治療室で見ている「解離性障害」の患者さんが

「明日、関東方面に行きます。」

と仰っていたので、雪が邪魔しなければと思います。

このような寒波の時には当然、いろんな症状が発症します。

人間は、自然環境と密接に関わっているんですね。

さて、前回は漢方医学に関して

何故か社会的な話になってしましましたが、

今回は医学としての漢方について書いてみます。

季節によって特定の「首の痛み」などが

発症しやすいと書きましたが、

漢方医学では季節さえ陰陽五行論で分類され

人間の活動と関連づけています。

これら古代の医学は、人間の観察から生まれ

古代の思想で説明された自然界の運行と人間の理論を

連動させているのです。

その陰陽五行などの古代思想は、

今では科学的に脆弱であることは否めませんが、

自然と人間を関連づけるという考え方は

全く間違っていないと思います。

季節ごとの気圧や温度、湿度、太陽風などの磁気、光線の強さなど

人間に影響を当たるであろう要素は、医学的に見ても

たくさんあります。

私は、この古代思想を、現代医学的、特に神経生理学的に

解明できないかと試みてきました。

NExT-Neuro-functional medicine は、

別に神経学オンリーの治療システムではありません。

あらゆる治療理論やテクニックを統合できるシステムです。

ですから、漢方医学の研究でも色々興味深い事があります。

そこで、驚くべき発見したことがたくさんあります。

続く。