遅ればせながら、

明けましておめでとうございます。

昨年は、初めてNEXTセミナーBasic講座を行い

合計68名の方の参加を頂きました。

何分、初めてでしたので、何をどうするか

手探りの状態で、講義を行ってきましたが

にをどうしたらいいのか、よく分かりました。

今年は、もっと効率的に講義できれば良いなと思います。

ところで、

ここのところ、

「首を動かすと痛い」

や、ただ単に

「首が痛い」

と言う方が増えてきました。

この症状は、単独ではなく「肩こり」などの症状と

ワンセットになっている事が多い。

なぜでしょう?

首と肩が連動する理由は、専門的にはありますが

それはNExTの講義で説明するとして、

患者の皆さんにも分かりやすく言うと

寒冷ストレスや寝不足で、自律神経がやられるので

これらの症状が出てきます。

意外にも、この時期に水分不足の人も増えます。

寒いから、余り水分をとらないからです。

お正月でだらだらテレビを見ていたりすると、

昼夜逆転してきて、寝不足で大変。

また、これらの部位の主要な筋肉は

特に、昼と夜の温度差があると

首の痛みなどの症状が出やすくなります。

胃の問題を、もっている方もしかりで、

頚部や肩の障害が出てくる事が多いのです。

胃の問題も、もちろん自律神経が関係している。

気温や気圧等に影響され季節ごとに部位別に、症状が現れることは

非常に興味深いことです。

西洋医学では、現在までこれら季節と疾病についての

関連性を注目されていませんでした。

やっと、安保徹教授などの免疫学の一派が自律神経と免疫について

の関連性について言及しています。

しかし、漢方では古くからその関連性を見ます。

それは、大変細かく分類します。

ただ、その理論は古代中国の自然哲学である陰陽五行論から

出来ていて、今の科学的研究で出来ているというわけではありません。

細かいほど、医学的であると言うことではありませんが、

これは漢方医学では、理論の中に含まれているのは

これまた、非常に興味深いことです。

私は、家伝の活殺術(武術)で祖父から漢方医学の

基本を学んでいました。

少し説明しますと、

家伝の活殺術は、人を制する技だけでなく、

人を治す昔の医術も含んでいるのです。

さらには、アプライドキネシオロジー(以下AK)においても

勉強しました。

先生(Dr.Victor Portelli) が鍼灸師でもあったので
(ちなみに先生は白人のオーストラリア人です。)、

その漢方部分が詳しく,AKとしての検査と運用も学びました。

AKの漢方理論は、創始者の Dr.George Goodheart が

日本の漢方理論の書籍から学んだものです。

なんと!!

書籍からの情報だけで、アプライドキネシオロジーの体系に組み込むとは!!


信じられない事ですが、本当です。

本来、漢方医学の診断は、かなりの経験と熟練が必要と言われるんです。

しかもこれら漢方医学の極めて難しい、診断、つまり脈診などを

AKの筋力テストで、簡単にできるようにしてしまいました。

ですから、奇しくもアプライドキネシオロジーの漢方理論は

現在日本で使われている漢方理論と同じです。

ここで疑問がでた人はいないですか?

「日本の漢方理論って?」

「漢方は、中国のものじゃないの?」

と言う風に。

実は、違うんですよ。

これについては、次回。