朝晩が、少しマシになったかというこの頃ですが、

やっぱり、暑い日が続きます。

当然ながら、最近は脱水症状に見舞われている患者さんがとても多く

大変な状態になっています。

特に高齢の患者さんの脱水状態は、深刻なものなのですが、

「オシッコの回数が増えるから(頻尿)、水は控えている」

とか、

「汗が出るから、水は飲まない。」

と水を飲まないことを、声高らかに宣言する方までいます。

しかし、そのような行為が続く結果、死亡する人が後を絶ちません。

問題は、「喉が渇かない」事です。

正常であれば喉が渇くところで、何も感じない。

これが問題です。

すでに、神経生理学的に問題があります。

正常な人間であれば、3日間水を飲まないと

死に至るとまで言われています。

ボクサーが、減量の為に水分まで節制するとき

地獄の苦しみであると言います。

それが正常です。

先日も、私の研究所のある町で高齢者が自宅で

亡くなっているところを発見されました。

これら死亡者の傾向として

寝るときにエアコンを使用していない事が上げられます。

前述の亡くなられた方は、エアコンをつけないで

さらに長袖を着ていたと言います。

エアコンの問題だけではなく、

死に至るまで、水がほしくないというのは

極めて神経生理学的に異常な訳です。

これを考える必要があります。

続く。