最近は、朝晩の温度差が大きくなってきました。

こういう気候の変わり目は、自律神経に非常に影響を与えます。

体調が、安定せず、調子が悪くなるのです。

患者のお坊様のお話でも、お葬式が多いとのこと。

縁起でもないんですが、やはり、重い病気にかかっている人は

かなり厳しい状態になりやすいのです。

病気と言うほどでなくとも、

自分は健康だと思っていても、

突然やってくるのが、「ぎっくり腰」です。

先週から、「ぎっくり腰」の急患が

明らかに増えてきました。

これも重い物をもったというわけでは、無い人ばかりです。

力仕事によって、筋損傷を起こし、「ぎっくり腰」となる人の方が

少ないのです。

毎日、パソコンばかり打っているOLの方でも

「ぎっくり腰」になります。

もちろん、重い物をもった覚えはありません。

ローソンで、500ccのペットボトルを、冷蔵庫から取った瞬間に

「ぎっくり腰」になったという方や

A4Rのコピー紙を、一枚コピー機に入れた瞬間に「ぎっくり腰」となった

中年の紳士もおられます。

わずか何グラム程度で、腰の筋肉が損傷するものでしょうか。

するんです。

しかし、その時になったのではありません。

もうすでに「ぎっくり腰」になる準備が進んでいたのです。

500ccのペットボトルや、コピー紙は、そのトリガーとなっているだけです。

トリガー、つまり「引き金」ですね。

「ぎっくり腰」発症まで、もう秒読みだった言うことですね。

これも脳の機能に関わるのです。

続く。