11月6日のプレセミナーに向けて準備をしているのですが、

その前哨戦とも言うべき、

9月19日のJACシンポジュウムにて講演して思ったことがあります。

このときはよい経験とデータを得ることが出来ました。

この日の私の講演の前半の持ち時間は、20分。

いったい何が出来るのかと悩みましたが、

とりあえず、パワーポイントだけは使わしてほしいと頼みました。

何故、悩むか?

この大会の発表のテーマは、「達人の技」と言うことでした。

と言うことは、「テクニックを披露せよ」

と言うことですね。

それに呼ばれたことは、名誉なことです。

ただ、このコンセプトでは「テクニックの披露」だけでよいわけです。

しかし、それはカイロプラクティック独特の「サブラクセーション」を

病因論とした前提があるわけであり

解せば、

「サブラクセーションを治すテクニックを、披露せよ」

と言うことです。

ここで困りました。

NEXTは、「サブラクセーション」を、病因論としていません。

(だから、バセドー病などの内分泌疾患まで治療出来るのです。)

NEXTの病因論は、自律神経です。

テクニックの前提条件が、違いますから

テクニックを披露しても、その使用目的が同じでないので

きっと、テクニックを見ても

「何をしているか分からないだろう」

と思ったのです。

ですから、すこしでもそのNEXTの概念と病因論を説明するために

パワーポイントを使わせてくれと頼んだのです。

結果、講演はどうなったか???

やはり、時間が無く用意したファイルの半分ぐらいしか講義できませんでした。

今回は、患者さんから提供していただいたバセドー病の血液検査の結果から

治癒過程をグラフで医学的に確認できるようにしたのですが、

会場のカイロプラクターのほとんどが、

そんな医師の扱う病気と自分とは関係ないと思ったのでしょうか?。

午後の質問時間に来られた先生は、5人程度でした。

NEXTの理論と臨床報告とデモより

テクニックだけを披露していた、先生方の方が人が集まっていました。

しかし、私のところに質問とデモンストレーションを再確認に来られた先生は

ベテランの先生だったり、学識豊かそうな先生でした。

まあ、こうなるとは思っていましたから良いのですけれど。

今度、11月6日に行うセミナーの参考になりました。

つづく。