最近来られた患者さんで、膝が腫れていると言うことで

来院された患者さんがいます。

「膝が腫れている」

電話ではそう聞いていたのですが

正確には膝関節ではありませんでした。

ラーセン・ヨハンソン症候群。

と言う障害です。

これは、膝の皿のしたにある出っ張りの部分(橈骨粗面と言います)に

付着している膝蓋骨靱帯の骨端炎です。

イメージ的には成長期の少年に多い膝の下が腫れて痛む

オスグッド・シュラッター症候群と同じようなものです。

しかし、何故なったのか、あまり覚えがないとのこと。

一般的に少年のオスグット・シュラッターも、

整形や整骨院では、成長期の運動のしすぎと言われます。

しかし、これは本当でしょうか?

たまに、運動していない子供もなります。

ヨハンソン症候群であれば、大人がなるときが多いので

これらの方が全員過度の運動をしている訳ではありません。

前回、膝の障害について神経系の問題点を指摘しましたが

これも同じことです。

そもそも、成長期で運動のしすぎであれば、何故、片方だけなのでしょう?

片足だけで運動しているわけではありません。

このあたりも、神経系の理論で説明できます。

そして、この原因を改善してやることが重要になります。

いくら安静にして、腫れが治まるのを待っても

運動を開始したならば、また、再発することでしょう。

なぜなら、結果として局所の障害部分しか見ていないからです。

その原因が重要です。

これを NEXT-Neurofunctional Medicine は治療します。

ですから、再発の可能性も極めて小さくなります。