膝の痛みなどの患者さんは、非常に多いのですが

治りにくい症状の一つのようです。

ご高齢のおばあちゃんなどは、何年も整形外科や整骨院に通っていたりします。

中には、

「これは治らないものである」

と思っている人もいるほどです。

自分で治らないと思っているのであれば、なぜ、接骨院に通っているのでしょうか。

と言うわけで、関節の病理的な問題でなければ

治らないものではありません。

そもそも、膝の障害が何故起こるのかという原因さえ分かれば

治す方法もあるのです。

が、

大体、治療家でさえ

「使いすぎ」

「転倒などの怪我」

などと続き、しまいには

「歳だから(つまり、高齢だから)」

オプションで

「高齢故の筋力低下」

と言ったところでしょうか。

しかし、これらは明確な原因を示しているとはいえません。

「外傷」を除けば、よく分からないでしょう。

ここがポイントです。

膝の痛みは、事故やスポーツ中の怪我などの外傷だけではありません。

高齢者の方が、そんなにハードな運動をするはずもありません。

患者さんの話でも、

「老化だから」

とよく言われるそうですが、

これは極めて無責任な言い方です。

それならば、高齢者は全員「膝」が痛いはずです。

年をとれば、必ず膝の障害がおこるとなれば

たまったものではありません。

膝の問題も、実は外傷やそれに伴う

インピジメント(神経絞扼)以外に神経系に問題を

求めることが出来ます。


一般的に、人は筋肉が疲れると言うことはイメージできます。

内臓も、暴飲暴食すると疲れることはイメージできます。

しかし、「脳」が疲れることをイメージできますか??

考えてもいなかった人は多いはずです。

しかし、「脳」だって人の肉体の一部です。

筋肉と同じように、細胞で出来ていて

ATPでエネルギー代謝しています。

そう、

筋肉や内臓と同じように

キチンと疲れたり、機能が低下したりするのです。

また、老化も訪れます。

しかし、それを回復させる方法もあるのです。

足の筋肉の問題や関節の問題を検査しても

それらは結果であって、原因ではないのです。

この原因を無視して、永続的な回復は見込め無いといえるでしょう。