NEXTとは、「Nervus autonomicus Examination and Treatment」 の略称で、

私の研究所が開発している治療システム全体を示す概念として生まれました。

 前回まで書いたとおり、近年、自律神経と免疫に関する相互関係が明らかになって来ました。

それらの研究成果をふまえ筋骨格系だけでなく内分泌系や免疫系に至るまで

治療対象とする治療体系です。

NEXTは、神経学、免疫学、応用運動学、運動生理学、漢方医学、オステオパシー、

分子栄養学などの学際的研究成果を基本として生まれました。

ところで、

NEXT-Applied Neurologyにおける病気に関する「原因論」ですが、

初耳のことが多いでしょう。

たとえば、

「ジストニアは脳の血流障害から来ている。」

等です。

当然です。

なぜなら、新しいアプローチだからです。

他でやっている方法と同じであれば、

当然、疾病に対する見解も同じになり、治療の結果も同じになります。

同じではないので、結果も違うのです。

また、それらの理論は、「免疫学」と「中枢神経系」「自律神経系」において

確認されている医学的な事実を元にしています。

ですから、現代医学では行き詰まってしまったところを

アプローチできるのです。

新潟大学の安保徹教授と免疫学的な治療を主催されている

福田 稔 医師が、行っておられる自律神経免疫療法も、

免疫学的な機序は、安保教授によって構築されていますが、

実際の治療は、針治療で「気血の巡り」など東洋医学的な概念によって

構築されているようです。

しかし、理論は西洋医学、治療は東洋医学と言うことになり、これでは治療に関する

医学的機序がはっきりしません。

しかし、NEXT-Applied Neurologyは神経学を基本としていますので、

アプローチはすべて神経学的な理屈で説明できます。

さらに、治療の方法は120年以上研究し、培われてきた徒手医学の豊富な技術を使用できますので

患者の状態にあわせ、オーダーメイドで治療出来ます。

NEXT-Applied Neurologyは、自律神経に対するアプローチ技術では

あらゆる方法があり、120年のアドバンテージがあると言うことになります。

参考ページ→NEXTとは?