今日は、「嘔吐」と「下痢」のはてに「過呼吸」状態となって

病院に運ばれてたという患者さんが来ました。

病院では、「過呼吸症候群」とだけ診断されたそうです。

しかし、これには色々原因があって当たり前です。

まず、この患者さんを診てみると「風邪」の反応がありました。

普段から、自律神経の問題を持っている方ですのでこれも重要です。

最初に来院したときは、両瞼の下垂、つまり「目が開けられない」という症状で来院されました。

この何処の病院でも原因不明と言われた、この症状はすっかり良くなっています。

検査から分かることは、

まず、風邪のウィルスが体内に侵入すると身体は緊張状態に成ります。

そこに食べたものにアレルギー反応を起こしたと言うことです。

強烈な副交感神経へのリバウンドが起こります。

食べたものも、アレルギーを起こしやすい食品でした。

ここで注目すべき処は、「食中毒」ではないと言うこと。

これにより、副交感神経発作の特徴である、「排泄作用」が起こったことが考えられます。

これで、「嘔吐」と「下痢」が発生します。

さらに、急激な「発汗」と「嘔吐」「下痢」による急激な脱水作用が、異常な緊張状態を作り

ショック症状となって呼吸の痙攣が起こるのです。

これで「過呼吸症候群」となるわけです。

この方は、いままで「過呼吸」に成ったことがないとのこと。

私が診ても、過呼吸になるタイプではありません。

過呼吸は、特徴的なタイプがあります。

それは、またの機会に。

季節変化の激しいこの時期の自律神経は、

このような急激な症状にも関与しているのです。