こんにちはニコニコ
 ブログネタで横綱を目指している若手スタッフですDASH!
 ほったらかしのまま何日経ったのでしょうか…ガーン
 まだまだ序二段。道のりは遠いです…
 申し訳ありません。

 なんて言いつつも、今回はブログネタではなく久しぶりに私事をm(_ _ )m

 今日は久しぶりに早朝・お風呂に入り、ゆっくり湯船につかりながら本を読んでいました。

 早朝はなんて本をスッキリ読めるのキラキラ
 気持ちよく頭に入ってくる音譜という事を再確認しました。

 朝型はどうしても無理だな。
 と日々思っていますが、やってみるとやっぱり気持ちがいい。
 以前読んだ、ブレインルールという本によると、朝型・夜型は遺伝子によって決まっているそうなので、夜型の人が朝型に対応できないなどという事は仕方がないことだと書いてありました。 (ちなみにたぶん私はどっちつかずの人間ですが得意げ

 そんなことで、気持ちよく本を読みながら
 「うん。そうだよね~」と同意したのは、タイトルにもある「固陋はいけんぞな」という言葉。

 読んでいた本は、司馬遼太郎の「坂の上の雲」
 文庫本の二巻・子規庵という目次の文章中の言葉です。
 (括弧内は引用です。)

 固陋…古い習慣や考えに固執して、新しいものを好まないこと。(大辞林)

 この中で子規は、歌(和歌など)について、「外国でおこなわれている文学思想もとりいれよ」という考えを親友に語っています。
 固有の大和言葉を使用しなければならないという保守派の意見に反対し、「生きた日本語を使うのがいい」「日本人が、日本の固有語だけをつかっていたら、日本国はなりたたぬということを歌よみは知らぬ」と。

 この持論を語っている相手・軍人秋山真之には
 「つまりは、運用じゃ。英国の軍艦を買い、ドイツの大砲を買おうとも、その運用が日本人の手でおこなわれ、その運用によって勝てば、その勝利は全部日本人のものじゃ。ちかごろはそのようにおもっていある。固陋はいけんぞな」という言い方をしています。

 それそうだ。と一人朝っぱらから「うん、うん」と頷いていました。
 どんな場面でも、「新しいことを取り入れよう!」という考えはありますが、そう簡単に出来ないのが現実。

 この明治の時代、子規は「歌よみに与ふる書」という自身の編集していた新聞記事の連載の中で、かの有名な「古今和歌集」の撰者・紀貫之を「下手な歌よみ」「古今集はくだらぬ集」と批判しています。

 もちろんいろんな人からの批判の声で攻撃されたようですが、子規がこんな事を言えるのは、それだけ過去の歌・資料をかき集め研究した結果です。

 この坂の上の雲を読んでいると、過去の人たちは数え切れない程の本を読み、勉強熱心だということがわかります。
 
 新しいものを取り入れる。
 新しいことを進めていくには、新しいものだけを知っていても頑固になるだけ。と私は感じました。過去の経験・知識があって、その上で新しいことに挑戦していく事が、何をするにしても最善だと改めて感じました。

 
 いやぁ~。歴史小説って結構おもしろい。
 日露戦争で使われたロシアの軍艦船
 ロシア側が発注したアメリカの造船会社に日本人がいたなんて…目
 へぇ~ひらめき電球