【民主党の躍進は本物の民主主義を根付かせることができるか?】part2


先程のpart1 の続きになっております。


彼曰く、結論として「民主主義には、お金と時間が掛かる」ということです。それは、小学校の教育の場でも「模擬選挙」として、時間を掛けて民主主義を教えるところからスタートします。

そして大人になれば、多くの国民が党員として政治に参加し、一般市民も支持政党への個人献金を行います。膨大な選挙資金が必要な米国の大統領選挙は「金を掛けても主義主張や政策を国民に伝える」「何年時間を掛けても国民に理解してもらう」という米国流民主主義の基本的考え方がそこにあります。



自民党一党独裁政治の下で、日本の民主主義教育は学校現場にはありません。民主主義教育を実施すると、自民党政治の問題点や矛盾が国民に分かってしまいます。特に、若者が政治や選挙に関心を持たないように、不作為教育を押し通し、民主主義教育に手を付けません。世界の独裁国家のほとんどは、国民に教えないことが護身のためには一番です(北朝鮮、中国、ミャンマー、イラン等々みな、国民に真実を伝えません)。

若者よりも中高年や高齢者が選挙権を行使することが多くなれば、自民党政策は若者に向かなくなり、投票してくれる層に手厚くなります。いわゆる「プレストン効果」が発生します。

だから、国債を大量発行して返済を次の世代に先送りしたり、若者が年金を受け取ることができない制度にしておいて、年金積み立てだけを若者に強いるということが、現実に起こってくるのでしょう。

さあ!これから、民主党がどの段階から政治改革をしていくか?じっくり見て、上辺だけなのか?根底から改革するのか?見極めていきましょう。