人間の記憶とはスゴイものです。普段は忘れているれど、ニオイとか、シチュエーションとか、言葉がきっかけになって、芋づる式に記憶が再生されるのですね。このまま年を取っていくと、芋づるのツルが足らなくなるのでは汗・・・ちょっと心配な古株スタッフです。 叫び


高橋克彦さん著・前世の記憶 (文春文庫)


は、記憶にまつわるいろいろな出来事の短編集。この中の「匂いの記憶」は、小さい頃、親が死んでいく「臭い」を記憶していて、親への想いから、死臭がせつない思い出となっている・・そんな悲しいエピソードがありました。

匂いは、記憶を呼び覚ます、とても強いコマンドではないかと思ったりします。


 さて、血液型の話から思い出しました、センパ・・これは「セントラルパーク」の略。しかも、ニューヨークではございません。名古屋のセンパでございます。

最近はやってないのかな?セントラルパークのどん詰まりで、毎年、占い師が大集合。ズラ~と一列、10人ほどでしょうか。占い師さんが一列に並んで、占い大コーナーを形成してました。

ターゲットはお気楽OLおねーさん達。1人2000円のところ、2人一組だと3000円。つまり500円安くなるんです。


 ランチを終えて事務所に戻ろうとした際、その頃の占い好きスタッフが、

「古株さぁ~ん、500円得よぉ、やっていきましょうよドキドキ」 こちらの返事も待たず、既に彼女は手相のブースのイスへ着席。ヘイヘイ。おつきあいしましょうか。


 占い好きスタッフは、占い師さんにとても良いことを言われていたようで、和気あいあい。

さてと、こちらは・・・特に見て欲しいものもないけどさ、宝クジ当たるとか、なんかええこと、言ってもらいましょか。・・・なんて、高飛車な気持ちで手を差し出すと、開口一番、


「あ~、アンタね。晩婚よ、晩婚」・・・えっ?

「あら、ダメだねぇ、姑さんも苦労するよ、アンタ家に入るとさぁ」・・・ほぇ?

「なんだい、姑さん、苦労で早死にするかもねえ・・・」・・・むかっオイオイ。


ちょっと、ちょっと、いいですかぁ?

ワタシ、自慢じゃございませんが、明日結婚しても、モロッ晩婚でしょうが。(ホント、自慢できんわい。)

なんでワタシのことより、どこの誰か不明な姑サンの心配してんのよっパンチ!


「おやっ、不動産に縁があるねぇ」・・うん?

「これねぇ、この線とこの線、不動産だねぇ不動産。これからは不動産だよ。」・・・あららアップ

こうなると、悲しい人間の性。

手相占いのおばさんの話に聞き入ってしまいました。結構、楽しかったですよ。


さて、それから約10年後の今。

今だからできる効果測定。

ふり返るとこの不動産の話は、全く何一つ当たらず、外れるも八卦・・どころか100㌫外れ。

占いは当たる・当たらないより、ちょっとした心のレクレーションと思った方が良い ・・はてなマーク ・・かも。音譜


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