夏休みが始まって、高速道路は大混雑ですね。
夏休みでもないのに渋滞に巻き込まれて、10分で帰れる道を1時間、車内のBGMに乗っかってカラオケよろしく熱唱している古株スタッフです。
・・・・歌い過ぎで腹筋がイタイ。![]()
中村吉右衛門さんの鬼平犯科帳、再放送で流れていますね。
エンディングのインスピレイション、ジブシー・キングスの曲を使っているあたり、時代劇ながらセンスが光るドラマです。![]()
鬼平こと火付盗賊改方・長谷川平蔵は何人か同心で編成されているチームを持っていて、どんなに凄腕の悪者でも、お縄頂戴の歳はバッタバッタと切り込み、必要ならば力の加減でみねうちにしたり、犯罪を事前に察知する情報収集力、分析、判断力含め、そりゃあ大変優秀なチームです。![]()
この優秀なチームの動機づけや給与体系はいったいどうなっているのだろう・・・と興味を持ちましたところ、
さすが日経。夕刊にありました。<鬼平犯科帳における賃金制度>
・・スっすごい!興味を持つ方はワタシだけではなかったのですね。
さて、この組織、殆ど男性ですが、年齢はバラバラ。中途採用はなかったとして、キャリアもそれぞれ差がある・・ということかと察します。
記事によると、基本的に給与は全員同じ。必要な経費はすべて会社が持ち、下手人をあげたり、明らかな貢献がある場合に褒美が出る・・といった、いたってシンプルな形。職能資格制度も、等級制度もなし。
特筆すべきは、既に年功制はなく、生活給+成果給であり、属人給がまったくナイということてすね。
家族手当やら住宅手当、通勤手当さえもなし。(大抵は徒歩でしょうから通勤手当、イヤ、カゴ手当なんてないでしょうねぇ。あっ・・馬という手もあり?)
シンプルが故の公正で公平な給与制度かも・・・。
能力の差といえば、経験と剣術の力量なんでしょうが、
お江戸も毎日犯罪があったワケではないので、普段は剣の腕を磨いたり、身体を鍛えていたようです。
(このあたりは、現在の消防士さんを参考にして頂ければ幸いかと思います。)
まさに命がけの仕事なので、普段の練習も生半可なものにはならないでしょうね。
それに、もし、悪人の頭と対決しなくちゃいない時、部下が、
「オレはお前より給料もらってないからっアンタ行けよっ
」・・と、
上司が人身御供にされると、上司もたまったものではありません。
上司も「給料さぁ、普通でいいから。
みんなで成敗しようよ。」ということになるのでしょうねぇ。
キャリア・ノンキャリアの違いあるのでしょうが。日本の警察もこの賃金制度、参考にされてはいかがでしょうか。
警察にも、中村吉右衛門ばりの、めっちゃカッコイイ、リーダーがいると良いのですがねぇ・・。
