こんにちは、
山田です。
今回は、いま盗作問題で
いろいろ問題になっています、
ポスターデザインのロゴマーク(エンブレム)の件で
お話ししてみたいと思います。
このようなことは
同じデザイナーとして本当に気をつけなければいけない
基本的な問題ではありますが、
実際、チラシやパンフレットなど
デザイン自体には著作権はないのが実情です。
ですが、注目されるような公のポスターや看板などの
デザインは問題視されます。
今回はロゴマークがメインの話ですので、
この場合は意匠登録や商標登録として著作権が適用されます。
あと、イラストや写真なども著作物の対象になります。
特にオリンピックというと世界的な規模での
ロゴマークとなりますので
広く目にとまる機会もありますし
どうしても問題がおおきくなり
注目されることになります。
ちょっと昔の話ですが、
日本ではじめてオリンピックが開催された時は
日本を代表する
亀倉勇作さんがデザインされたポスターが有名です。
かめくら ゆうさく
亀倉 雄策は、日本のグラフィックデザイナー。
代表作にフジテレビジョンの旧シンボルマークや日本電信電話のマーク、
1964年東京オリンピックのポスター、サンケイアトムズおよび
ヤクルトスワローズのユニフォームなどがある。
★ウィキペディア:http://wk.tk/aNSh5o
生年月日: 1915年4月6日
生まれ: 新潟県
死没: 1997年, 東京都
今回注目の佐野さんは「サノケン」の愛称で親しまれる売れっ子で、
平面デザインにとどまらず、トヨタ自動車の「ReBORN」など、
今では売れっ子として知られる佐野さんですが、
2008年まで勤めた博報堂時代には、
「複雑に考えすぎて、鳴かず飛ばずになった」
という時期もあったそうです。
そんな時、ギャラリーで見た亀倉さんの
五輪ポスターに刺激を受け、
「あんなシンプルで骨太な仕事がしたい。
五輪のシンボルをいつか自分も、というのが夢だった」
夢をかなえた佐野さんでしたが、
今回は本当に残念な結果になってしまいました。
1964年東京五輪から半世紀。
亀倉さんの作品は、2020年東京五輪のエンブレムを制作し、
そのデザインは佐野研二郎さんにも影響を与えています。
本当に同じデザイナーとして心が痛いです。
でも、私たちの仕事は無から有を生むのが基本ですので、
デザインを発表するときは細心の注意をはらい、
ネットで特許庁のページなどで調べるのが当たり前で、
大きくなればなるほど徹底的に調べ
文句を言われないようにしないと、
それに携わっている企業やまわりの方々に
ご迷惑をかけることになってしまいますので
注意をする必要があります。
今の時代はいろんな情報がすぐ手に入り、
技術も進歩してますので合成した場合、
寸分も違わない形の場合は
やはり盗作と言われても仕方ないのは事実です。
このように、何か新しい物を発表するのが
デザインの楽しさですので、
あながデザインする時も最新の注意を払いながら
新しいデザインに挑戦して頂きたいです。
デザインは無限です。
デザインをするというのは機械では出来ないのです。
創造するということは人間しか出来ない能力なのです。
素晴らしいではありませんか、
あなたもこの夢のある仕事に携われることに誇りをもち、
ぜひチャレンジして頂きたいと思います。
話が長くなりましたが、
最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
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