ワンプライスコンビニの「ショップ99」は、
キョウデンという会社の子会社なのですが、
本業のプリント基板製造を強化すると打ち出しており、
「ショップ99」が売却される可能性がでてきました。


キョウデンは、長崎屋の親会社でもあります。東証2部上場です。
九九プラス(=ショップ99)もジャスダック上場。
再編にらんで、株価に動きがありそうな気配。要チェックです。


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「ショップ99」争奪戦 (ゲンダイネット)


「何でも欲しがるあの人が、また動き出すんじゃないか」。スーパーやコンビニ関係者の囁きが聞こえてくる。
 あの人とは、イオンの岡田元也社長。狙うはワンプライスで知られる「ショップ99」(会社名九九プラス)だ。きっかけは長崎屋の売却話。長崎屋の親会社であるキョウデン(プリント基板製造、東証2部)は、流通業にも熱心で長崎屋のほかに「ショップ99」を傘下に持つ(48%保有)。
「キョウデンは本業強化を打ち出していますから、ショップ99を売却する可能性が高まった。コンビニ再編、目玉のひとつでしょう」(経済ジャーナリスト)
 イオン岡田社長にとって、ショップ99の立地は魅力にあふれる。都内に249店、神奈川県に119店、全国では847店舗(11月末現在)。「銀行業に参入するイオンはATM設置場所を拡大したい。首都圏の住宅地に店舗を多く持つショップ99はいい物件だと思います」(コンビニ関係者)というから、「売り出し中」と囁かれる「am/pm」よりウマミはあるかもしれない。
 でもスンナリとコトが運ぶかどうか。ファミリーマートを傘下に置き、コンビニ再編をにらむ伊藤忠商事の動きだ。
「伊藤忠の丹羽(宇一郎)会長が仕掛けるかもしれません。セブン―イレブンやローソンが低価格のPB商品投入に力を入れ始めたのにファミマは蚊帳の外。このままではファミマは負け組になりかねない。低価格を売りにするショップ99を傘下に収めれば、ファミマとの相乗効果が期待できる。丹羽会長はかつて百貨店買収に熱心だった時期もあり流通に興味津々、黙っているとは思えません」(前出のジャーナリスト)
 ショップ99争奪戦には、外資の英テスコ(スーパー「つるかめ」などを運営)も参入するとみるコンビニ関係者は多い。
 ショップ99の時価総額は約117億円(25日終値ベース)に過ぎない。キョウデンは「流通業もきちんとやっていく」(関係者)というが、イオンや伊藤忠、さらに外資が虎視眈々だ。

【2006年12月26日掲載記事】


2006年12月29日10時00分

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/lawson/story/29gendainet02029952/