Dr特許相談の流れ
医療機関に出入りしてますと、日頃よりドクターとのコミュニケーションの
中から、特許の件に関しては、ほんとによくご相談を受けます。
製品開発にも携わる「医療コンサルタント」として活動しておりますので、
当然ながらサポートさせていただいております。
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簡単な流れは下記になります↓↓まずは・・
①医学的根拠のあるアイディアをいくつか創設する。
現行の発売製品の中でも構わないので、使用時に不満を感じている
部分の何が改良されれば、より検査・手技に有効か?を検討。
↓
②発売までのプロセスを計画する。
(いったい何が必要で、どこまでを自分で行うのか?を検討)
↓
③製品コンセプトを信用のおける製造メーカーに持ちかけ、市場状況確認。
(市場調査を実施して、アイディアの整合性を問う)
↓
※この段階で先生個人で特許等出願されるのであれば、その取得後に
再度、この話を進めていくことになります。
商品の試作品等をメーカー側で製作する場合には、すでに金型費用等
発生しますので、特許出願は会社の権利へと移行します。
↓
④新規性と市場性を判断して、リサーチ会社の症例数統計や自社における
マーケティングリサーチを総合的に判断。薬事上の問題も処理していく。
↓
⑤製品化する方向性になれば、各種承認申請を進めていきながら、
社内上の処理に準じて、進行していき、正式な金型作成等に入ることになる。
↓
⑥医療承認取得後、工場にて生産計画に準じて調整しながら生産を開始。
↓
⑦正式な発売案内後、納入業者を通じて、各病院への販売供給。
おおまかには以上のような流れです。
臨床成績をどの辺りで得るのかということも大切です。
また、すでに発売されているものを改良に向けた製品コンセプトであれば、
それをすでに取り扱うメーカーと相談して特注化するのが一般的です。
こういったことを検討して、製品化になるかどうかが決定します。
それを選択して確認することが非常に重要な作業となります。
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【参考までにご留意いただきたい点】
製品化前後を通じて、学術論文等、各種学会を活用して臨床における
優位性を立証していただくことが前提となります。
※③の前後により実用新案や特許出願のタイミングは、異なります。
重要機密ですから、そのコンセプトを誰かに話すということは、すでに
情報をリークしていることと同じです。
同じようなコンセプトのものがPAT取得後に発売されることは、メーカー競合間
でもよくあることです。
③の前にすでに特許等取得していただかないと、ロイヤリティー契約は
結べません。また、必ずしも契約に至るとは限りません。
あくまでも、ドクター個人名義として単独申請していただかないといけません。
③の段階でメーカー協力のもと特許申請を進行しますと、製造メーカー側の
特許として取り扱うことになりますので、要注意です。
詳細に関しては、病院の顧問弁理士等にご相談いただくべきです。
また、病院の協力で全面的に進めますと、これも病院名義の特許と
なりますので、要注意です。個人の資本力に応じて、方向性を検討されるべき
でしょう。出願費用以外の研究開発費が非常に甚大です。
特許取得後、臨床成績が出れば、術式も含め、学会等を通じてどんどん発表
していって下さい。そうでなければ、販売後もほとんど認知度が上がりません。
採用病院が増えれば、そこのドクターから有用性等が発表されたりしますので、
販売貢献に繋がりはします。批判である場合も当然あります。
さらには、特許のみで、その権利は完全に守られるわけではありません。
権利侵害に対して、当然、裁判上による損害賠償請求等が有利には働きます。
よく先生方が勘違いされているのがこの点になります。
製品の流出後に、ストップさせることは、現状の法律ではかなり制約があります。
詳細に関しては、特許分野の弁護士等にご相談されることをおススメします。
現在でも、特許侵害商品が医療機器に関しては、発売されていますので、ご留意を。。
(全く同じではなく少しコンセプトを変更して意匠等が似たものが大半です)
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