後任の人は知っとる人やった。
とても心苦しかったが
自分の為と割り切り
手続きをした。
ただ
会って話をする時
注意しとって欲しい事は
しっかり伝えた。
お金の事には注意し
何を請求されても
自分の責任やない事には
出したらいけんと。
そして
ダメな事はダメと
必ず彼に主張する様にと。
予想通り彼は社長にはならず
後任の人が社長になった。
心配な気持ちは
ものすごくあったが
アドバイスをする事くらいしか
できんやった。
同時に
自分に責任が来ん様にと
何としても社長にならん彼を
卑怯な人間やと再確認した。
ときは6月の下旬。
約半年間の会社経営
社長という肩書きから
抜ける事ができた。
期間はとても短かったが
こんなにも永く感じた事は
今までになかった。
約100万ちょっとの貯金は
全てなくなり
両親が生活の立て直しの為にと
僕名義で貯めとった
お金を渡してくれた。
そして
あれだけ持っとった自信も
全て失っとった。
もちろん夢も希望も
無くしてしまった。
とてつもない地獄を味わい
生きて行く事に
恐怖心さえ持ってしまった。
そんな中
翌月から新しい生活を
始める事になった。
投稿/2009年03月27日(金) 01:15