その日以降
僕は出社せんやった。
1日過ぎたんか
2日過ぎたんか
よく覚えとらんけど
彼から連絡があった。
後任の手続きするから
出社する様にと。
裏があるのはわかった。
ただ
何の目的があるんか
知りたかったし
とりあえず事を進める為にも
会う必要があると思い
出社した。
彼は平然とした顔で
僕を招き入れた。
そして話し始めた。
もちろん
後任の手続きやない。
話しは
大分の人とのやり取りの事
その他にも
自分に隠して
どんな動きをしたんか
本心は何なんか
この時期にあった
全ての事を聞いてきた。
それは
自分が納得したい理由を
探すかの様に見えた。
僕は全て話した。
半ば人生を
あきらめとったけん。
そして
ひと通り話し終えた時
彼は得意気な顔をして
こう言った。
「では、おひきとり下さい」
後任の件は
と聞き返すと
とぼけた顔で
「何の事?何言ってんの?」
と再度帰る様にと
指示された。
僕は席を立たんやった。
全てを話した僕には
何も隠す事なかったし
彼の機嫌をとる必要もなかったけん
前に進む為には
意地を張って
自分の主張をするほかに
ないと感じていた。
投稿/2009年03月25日(水) 03:48