【タイ国政府観光庁×マンゴツリー】

日本からタイへの観光ならばお任せの「タイ政府観光庁」とタイレストランのパイオニア「マンゴツリー」が主催する体験プレスツアーに参加しました。「本物のタイ料理を学び、より魅力的なタイ文化に触れること」ことを一足お先に体験!

今回のツアーに関しては、タイ旅行の専門店「エーアンドエー」が企画・実施しています。

 

メークロンを後にして、訪れたのは同じく観光名所となっているアンパワー。昔ながらの水上マーケットがあり、蛍鑑賞のベストスポットとしても人気の場所です。

 

まずは、タイの農業庭園があるアンパワー・チャイパッタナヌルックへ!

 

 

アンパワー・チャイパッタナヌルックとは、アンパワー開発保護プロジェクトのことです。農業に携わる園芸者や農学者などが知識を高めるための研修センターの役割があります。

なぜ、このプロジェクトが行われているかの説明は後にして、まずは、園内を視察いたしましょう。

 

思わず森林浴したくなるような、木々に囲まれた農業庭園は、ヤシやバナナといった日本人にもなじみのある植物だけではなく、ビンロウ(Betelnut)といった南国に生育する植物まであり、興味深々。

 

  

 

ここでもヤシの木から樹液を取っていますね。

これもきっとココナッツシュガーになるんだろうな。

 

 

ここにもバタフライピー発見!どこにでも咲いてるから羨ましいわ。これでハーブ紅茶を作ったり、ココナッツ菓子を作ったら青色に美しく着色できます。天然の色素なので安心の植物です。

 

 

崩御されたプミポン国王は、タイ国民の生活向上のために、「ロイヤルプロジェクト」を立ち上げ、様々な角度から生産・開発計画をされ、生産を生むことでメイドインタイのブランドとして国民が利益を得る手法に支援されていました。王室からのご意向によって始まったその取り組みは、この土地に住む人々の大きな利益になることを望まれたのです。農作物をはじめ民芸品や医療、教育など多岐に渡っています。

 

元は、タイ北部の山岳民族、農民の自立を目的としていましたが、今やその支援はタイ全土に広がっています。後世に渡るすべての人々が自分たちの文化や伝統、地域社会の形成をつなげられるように考えられているのです。

そのようなことをすべて吸収して、タイ人の誇りを受け継ぐために、研究、生産、教育などを一貫としたこのようなコミュニティー施設がたくさんあるのです。

 

 

園内では、植物の説明やプロジェクトの取り組みを聞いて回りました。ショップではココナッツやハーブのボディソープやシャンプーやTシャツなどの販売がされていますので、お土産購入に立ち寄るのもいいですね。

 

 

おっと、こちらではココナッツシュガーが販売されていましたよ。甘いお菓子もあったので、こちらにもココナッツシュガーが使われているのでしょうね。

 

 

別の場所では、校外学習に訪れた小学生たちが学んでいたようです。このような光景が毎日のように繰り返されていて、学校のプログラムにも取り入れられているんでしょうね。私も一緒に学びたかったな。丁度タイ菓子のカノム・ティアン(ココナッツの蒸し餅)を配っていたので、私たちもご相伴させていただきました。

 

実は、この施設のすぐそばには、アンパワー水上マーケットがあり、軒を連ねる建物の中にもタイの生活文化を学べる場所があります。

 

 

竹のかごやティフィン(弁当箱)などの生活道具がたくさん。

昔の生活の様子を垣間見ることができます。

 

 

こちらで、ココナッツの果肉を削る体験をさせていただきました。

今回の旅では、至るところでココナッツにふれる体験をさせていただいていて、めっちゃ嬉しい。

 

 

ココナッツは、フレッシュな状態の時は、果肉に透明感があって、スプーンですくえるほど柔らかくプルンプルンですが、加工するには更に果肉を乾燥させなければいけません。

 

削ってさらに乾燥したものは、ココナッツファインという名で、日本でも製菓材料として流通していますよね。

 

 

早速、私も削らせていただきました。見ると簡単に削っているようでしたが、なかなか難しい。

ココナッツの湾曲に沿うように刃を当てて押し下ろすように削ります。私の削ったものはホメていただけましたが、水分が一緒に出ていて、やっぱり難しい。

 

最近、東京・大久保に削り立てのココナッツファインを購入できる店がオープンしたんだけど、日本人にもココナッツがどんどん身近な存在になってきているように感じます。

 

 

最後は、みんなで記念写真。
それぞれ被っているのは、ヤシの葉で作られた帽子です。けっこうずっしりとしっかりした帽子で日よけに最高!

 

私は「タイフードコンシェルジュ」として、以前タイのロイヤルプロジェクトについて学ぶ機会があったのですが、日本で学んだことに加えて、さらに今回、実際にプロジェクトの一環を見学できたことはとても貴重な体験でした。偉大なるプミポン国王のタイ国民への想いとタイの将来につながるプロジェクトの取り組みの素晴らしさを垣間見ることができて幸せです。

 

タイを訪れた時には、お土産屋さんやスーパーなどでも、ロイヤルプロジェクト関連商品がたくさん売っているので、ぜひチェックしてみてくださいね。