【タイ国政府観光庁×マンゴツリー】
日本からタイへの観光ならばお任せの「タイ政府観光庁」とタイレストランのパイオニア「マンゴツリー」が主催する体験プレスツアーに参加しました。「本物のタイ料理を学び、より魅力的なタイ文化に触れること」ことを一足お先に体験!
今回のツアーに関しては、タイ旅行の専門店「エーアンドエー」が企画・実施しています。
パームシュガー作り体験をしたサムットソンクラーム県バーンバンプラ農村には、小規模ながら地産の食べ物を加工する施設が至る所にあります。
その中のひとつにお邪魔しました。
木漏れ日が気持ちの良い朝です。
木々が生い茂る道を抜けると、施設が現れました。
作業をしている方がいますね。こちらの施設はフルーツや菓子の加工販売をする場所です。
見慣れない食べ物を下処理しているのですが・・・
これって、なんですかぁ~~?? 小枝??
なんかイボイボで見たことのないその姿にびっくりです。
「ここにあるのは、全部 ”よもぎ”だよ」とガイドのソムサックさん。
えっ?よもぎって、餅に入っているよもぎ?
これは「ボラペット」というハーブのひとつで、タイ伝統医学でメディカルハーブとして使用されているそうです。よく周辺をみると、そこらじゅうにボラペットの木があって、茎が数mにも成長して絡まり合っていました。めっちゃ身近にあるじゃん!
と~っても気になったので、日本に帰ってさらに調べてみると・・・
和名はイボツヅラフジ。インド東部から東南アジアに分布するつる性の大型草本で、痛風をはじめ尿酸や血糖値などの改善を促してくれる役割を持っているそうです。タイをはじめとする東南アジアやインドで需要が高いとのこと。アーユルヴェーダにも使われるといいますから、植物からの自然療法に役立てられているんですね。
あっ、よもぎはキク科なので、植物的な仲間ということではないようですが、よもぎも燻ったりして蒸し風呂とかに使われているから、自然医療としてのお仲間ってことだったのかな?
で、そのボラペットがなぜここにあるかというと、このような加工品として製造されているんです。こちらは甜品。甘いシロップ漬けです。苦味のあるボラペットも甘く加工することで食べやすくなっているんですね。他のフルーツや野菜も艶やかで甘くて、しっとりしながらも素材のシャキッと感がしっかりあっておいしかったです。
食べ慣れない物も甘くすることで食べやすくなるし、これは緑茶のお供によさそうです。
シロップの甘味で艶やかに色が鮮やかになりますね。
この施設では様々なフルーツや野菜を余分な添加物を使用することなく加工しています。最近は添加物についての害なども問題視されていますが、
「健康的な昔の考えや製造が見直されている」
とのことです。これらの考えってどの国も同じですね。ありとあらゆる加工食品があって便利な世の中になったけれど、本来の食の姿をみんな忘れているような気がします。これってとっても大切だなぁ。