【タイ国政府観光庁×マンゴツリー】
日本からタイへの観光ならばお任せの「タイ政府観光庁」とタイレストランのパイオニア「マンゴツリー」が主催する体験プレスツアーに参加しました。「本物のタイ料理を学び、より魅力的なタイ文化に触れること」ことを一足お先に体験!
今回のツアーに関しては、タイ旅行の専門店「エーアンドエー」が企画・実施しています。
見事なソムオー!!
英語名「ポメロ」として日本のスーパーにも並ぶようになりましたが、「ザボン」の方が日本人には馴染みがあるでしょうか。
タイはフルーツ王国でもありますが、特にサムットソンクラーム県はフルーツの宝庫です。時期の終了間際でしたが、とってもジューシーなソムオーを食べることができました。日本じゃ高いから嬉しいなぁ。
宿泊施設も完備しているバーンバンプラ農村の「Ban Bang Phlap Community」
良く見ると、看板もソムオーです。
この周辺は農園が多く、自転車で回れるようなルートもあるんですよ。
こちらの施設で学べるのは、「パームシュガー作り」。
ココナッツの実はミルクやオイルになりますが、パームシュガーは樹液蜜を煮詰めて作られるのです。
説明によると、3年育てたヤシの茎から樹液蜜を採取するのですが、これがまた大変!
朝夕2回にわたり、5mmずつ切っていったヤシの木の茎から樹液を収穫。これで1日約3L分取れるそうです。
収穫したココナッツの樹液蜜を鍋に入れて煮詰めていきます。
日本でも昔はかまどでご飯を炊いていましたが、同じように薪で炊いていくんですね。
根気のいる作業が1時間続くと・・・
1時間ほどで、艶やかな粘度のある状態に変化してきました。
火から下ろしてから、さらに空気を含ませていきます。
この光景がなんとも美しい~!
空気が含まれたことで、今度は乳白色に近い優しい色合いになってきましたね。粘度もしっかりあるので、重みのあるずっしりしたパームシュガーになっています。20Lある樹液蜜も煮詰めると3kgに凝縮されるそう。これは重労働ですね。
出来上がったパームシュガーは、形を整えるために、ガーゼを敷いたお猪口に型抜きします。これがまた大変だったんですよ。
私たちもお手伝い。あっという間に固まってくるので、時間との闘いでした。画像でも分かるように固まってくると、うまく型に収まらないし、凸凹になってくるし(泣)
完成品
かわいらしいコイン型のパームシュガーができました!
さらっと口の中に溶けていって、優しい甘さなのに香りの余韻がとってもいいんです。デザートだけではなく、煮物に使っても良さそうですよ。
ココナッツって、本当に優秀です。
果肉や表皮、樹液までもが加工されて、捨てるところがないくらいに有効活用されてるんですよね。
FAO(Food and Agriculture Organization)によると、2014年のココナッツ生産量で、タイは世界第9位。ココナッツはデザートをはじめ、ゲーンやトムヤムクンなど、日本でもなじみある食べ物がたくさんあります。アジアンフードが身近になって、原材料がどのように生育し、加工されていくのかを知ることができて、とても有意義な体験でした。
ヤシの木やパームシュガーに関しては、こちらにも記載しています。
http://ameblo.jp/next-asianfood/theme-10099046091.html