私は40歳を迎える前にやっておかなければならない重要な事があると考えています。
それは自分の弱点を充分理解する事、そして弱点をフォローする自分なりのやり方をマスターしておく事です。
40歳というのはあくまで目安ですが、この頃になると管理職になっている人とそうでない人と明確に分かれていきます。
管理職になる人はフィールドが広がり、新しいチャレンジが始まります。管理職になっていない人は後輩と同様の業務を行っていく訳ですが、新しいものを受け入れづらく、過去の経験のみで業務を行っていこうとする傾向が強くなります。発言も「昔やってみたけどダメだよ」とか「これはやる意味が無い」とチャレンジする事に否定的になったりします。
つまりこの年代になると何かを克服していくという事が面倒になり、過去の財産でなんとかやっていこうと思う傾向が強くなるのです。
自分の弱点を克服していこうなんて全く考えなくなります。ただの頑固物になっていきます。恐ろしい話ですが多くのこの様な人が会社には沢山存在します。
しかし自分の弱点を理解するのは32~33歳で良いと考えています。
若い人は上手くいかなくても
「真面目にやってなかったから」とか「時間が足りなかったから」といい訳させても良いと思います。諦めさせずに何度もチャレンジする事が重要です。
仮に①~⑩まで克服しなければならないカテゴリーがあったとすれば、すべてにチャレンジし続ける事です。どうしても得意な部分を多くやりたがりますが、後々困ります。
①~⑩まで満遍なくチャレンジし30代中盤を迎え、上手くいかないものは苦手と認識しましょう。①~⑩までで人より上手に出来るものを得意と認識し、ビジネスを行っていく上での自分の武器を考えましょう。
しかし①~⑩のカテゴリーがビジネスを行っていく上ですべてが必要となります。その際に苦手の部分をやり過ごして上手くいく程、甘くはありません。
自分の苦手な部分に関しては他人に頼るしかありません。上司、部下、後輩、外部機関等使えるものはなりふり構わず使いましょう。
ここでポイントになるのが自分の弱点を明確に理解しておくという事です。
多くの人がいつまで経っても「今度こそ」と多くの時間を費やしてしまいますが、助ける側も納期ギリギリや納期が過ぎてから言われても助けられません。又クオリティーも低下します。
30代中盤になると重要な案件でとんでもない失態の危険性があります。
苦手を意識し、直面若しくは予測した際に即対応し充分な時間をもって相談や依頼で出来る環境を整えていきましょう。又、そういうことをやっていきやすいのも組織の長所であります。
①~⑩まですべてを上手にこなす人はそういるもんでもありません。しかし自分の弱点を充分理解し、フォローする自分なりのやり方をマスターし自分の得意分野で勝負している人が大きな仕事をやっていきます。
