別冊 図書館戦争Ⅱ・文庫化です。


別冊図書館戦争II (図書館戦争シリーズ 6) (角川文庫)/有川 浩
¥660
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本シリーズは本書をもって完結となります。

裏表紙より


「タイムマシンがあったらいつに戻りたい?


という話題で盛り上がる休憩中の堂上班。

黙々と仕事をしている副隊長の緒形に

郁が無邪気に訊くと、緒形は手を休め

遠くを見つめるように静かに答えた・・・・・

「大学の頃・・・かな」


未来が真っ白だった無垢な時代。年をとるごとに

鮮やかさを増す、愛しき日々。平凡な大学生で

あった緒形は、なぜ本を守る図書隊員となったのか?

過去と未来の恋を鮮やかに描く、シリーズ番外編第2弾」



ということで、別冊Ⅰに続き、テーマを恋愛に置いた

別冊 図書館戦争Ⅱです。

第1話はあらすじのとおり、緒形副隊長の若かりし日の

甘酸っぱい思い出ストーリー。

第2話は堂上と小牧の入隊時のお話。

第3~5話、これがメインですが、柴崎の恋物語です。


詳しくは書きませんが、後味のよいハッピーエンドで

何よりです。

あとがきでも著者が言ってますが、当初は後味悪く

終わる予定だったと。

加筆していただけてよかった。


終わりよければすべてよし。

シリーズとおして爽快感のあるさわやかな小説でした。



オススメ度 ☆☆☆