せめてエールを | 明日も電子タバコを吸っているか?―禁煙なんてくそくらえ!―

せめてエールを

私の両親は警察官でした。幼い頃より、よくこう言われていました。

「もし大地震や大きな災害があった時は、お父さんもお母さんも帰ってこれないの。
お父さんもお母さんも困ってる人達を助けなきゃいけないんだよ。
助けてあげないといけない人が一杯いるの。分かってくれるよね?
避難所に弟を連れて行って、周りの人の言うことをよく聞いて待ってるんだよ。
必ず迎えに行くから。」

初めて言われたのは、おそらく小学校1年の時。
以来、ことあるごとにこの台詞を言われていました。

子供心に「そっか。誰かがやらなきゃいけないんだもんな。」
なんて考えていました。
釈然としない思いも抱きつつも「うん!」と精一杯元気に返事していたのを覚えています。

今、自身が親になってみて、
当時の我が親がどんな気持ちであんなことを言っていたのか、少し分かる気がします。


現地で救助・復旧・その他の作業にあたっている皆様。

危険な作業、ご苦労様です。
あなたの家族は分かってくれています。
あなたの家族はあなたを誇りにしています。
そしてあなたの帰りを待っています。
一番大切な務めを決して忘れないで下さい。


一人でも多くの被災者が救出されることを心より望むと共に、
現地スタッフの皆様の安全をお祈り申し上げます。