バイバイ
おはようございます。私の祖母は高齢です。でも、ずっと元気で、笑顔のかわいいおばあちゃんです。ところが今年のお盆、突然事故に遭い、今は病院にいます。何がいいのだろう、と考えます。私にとって何がいいのか。母にとって何がいいのか。そして何より、おばあちゃん本人にとって何がいいのか。考えても、よくわかりません。そして、私たちにできることはそれほど多くないのだという現実にも、少しずつ向き合っています。語れば涙が出るし、思えば悲しくなる。それでも、ここまで一緒に生きてきた時間や、何でもない思い出のひとつひとつが、今の私を作っているのだと思います。そんな、誰にでもあるような、どうでもいいことを考えながら、空を見上げたりしています。今日はお見舞いに行きました。娘も連れて行きました。本当は、会わせたくありませんでした。でも、いろいろあって、一緒に会いに行くことになりました。娘には何度も謝りました。ごめんね、と。それでも娘は逃げませんでした。どんな状況でも逃げずに、ちゃんとそこにいる娘を見て、私はかっこいいと思いました。病室で祖母に会うと、思っていた以上に反応がありませんでした。私はその横で、またどうでもいいことを考えながら時間を過ごしていました。そして帰るとき。娘が祖母に向かって、「おばあちゃん、バイバイ」と手を振りました。すると祖母が、手を振り返してくれました。それまで、ほとんど動かなかったのに。私はあまりに驚いて、思わず大きな声を出しました。嬉しかった。本当に嬉しかった。そして、隣で喜んでいる母を見ました。そのとき、ようやく自分の本心がわかりました。どんな姿でもいいから、まだそばにいてほしい。ただただ回復してほしい。治ってほしい。もう一度話したい。もう一度、私の名前を呼んでほしい。今さらそんなことを願う自分は、ずいぶんわがままだなと思います。それでも、そう願わずにはいられません。今日、祖母の手を動かしてくれたのは娘でした。娘がそこにいてくれたこと。娘が手を振ってくれたこと。そして祖母が、その手に応えてくれたこと。その小さな出来事が、今日の私たちにとっては、とても大きな出来事でした。娘の存在の大きさを、あらためて感じました。感謝しかありません。ありがとう。本当に、ありがとう。また明日