今日は物件の話をしてみましょう。マンハッタンで晴れてアパートが借りられた場合、ちょっと別のシナリオを考えてみましょう。以前もお話ししたように、ニューヨークでは投資家の方がこぞってコンドミニアムを買い漁ります。でも何億もしてしまうとお考えでしょうが、そうでもないんです。

 

仮に、マンハッタンで月3,000ドル程度の部屋を借りているとしましょう。審査に通り、借りることができるのであれば借りるより買うことをお勧めします。賃貸はどうしても家賃の掛け捨てで、何の財産としても残りませんね。

 

ですので、買うことを視野に入れてみましょう。よくあるケースですと、ニューヨークの大学への進学が決まった子供に親が小さなアパートを購入してしまうというケースです。最低でも4年は住むとなると、4年分の家賃の掛け捨てはもったいないですね。そこに目をつけてるご家族はアパート賃貸するよりもを買ってしまうのです。これは非常にスマートな動きだと思います。4年後には費やした費用の元が取れる見込みがありますからね。月々家賃感覚で住宅ローンの返済をしていたとしても、4年後売却し、価値が上がっていれば、ほぼただで住むのと一緒ですね。頭いい!マーケットの変動がありますがいずれにせよコストが少なく抑えられますね。

さぁ、では実際に今マーケットに出ている物件でみてみましょう。

Tudor Cityというミッドタウンイーストに位置する場所に小さめのアパートが存在します。ここの1件が現在$329,000で出ています。これは日本でいうワンルームですね。ニューヨークではStudioと読んでいます。所有するにはではどれぐらいのお金があればいいのでしょうか。

基本的には20%の頭金 3-5%のクロージングコスト、2年間分の月々のローン分の費用が必要となります。
 

Price: $329,000

20% down: $65,000

Closing cost: (3-5%) $16,450

Estimated Monthly cost: $2,538

2 years of monthly expense: $60,912

Total: $143, 162

このように合計143,162ドル程度あればニューヨークでアパートが買えてしまいます。最近日本でも物件は高くなっていますね。決定的な違いはニューヨークでは価値が右肩あがりになる傾向が強いということです。日本ではある地区を除き、建物と土地の価値がトントン又は長期で見ても下がってしまいますね。土地建物の割合が違うのです。売却に関してすでに考え方が違うと言いますが、文化が違うと言いますか。とにかくニューヨークでは平均7年間住み、その後売却するというケースが多いです。もちろんずっと住んでいても構わないですよ。ニューヨークでは改装をすればするほど建物の価値が上がるのです。

ご興味のある方はご連絡ください。直接詳しくお話しします。
Naoko
nichijima@bondnewyork.com