こんにちは。ニューヨークで役者やってます、まみきむです。
NYアクターの生活、オーディション、現場での様子、また独断によるツッコミなどをお届けしています。
しばらく更新が滞ってすいません!
実はここ数日間色々な事が押し寄せ、それに振り回されていた…ようやく確定申告ができた(過去記事参照)と思ったら、一難去ってまた一難?!
今度は医療保険問題である…アメリカでの生活で、最もチャレンジングなのがその医療保険システム…まぁ、超金持ちだったり、企業でフルタイムで働いている人達は、そのベネフィットの中に医療保険も含まれているので問題ないかもしれないが、我々のような金持ちでないフリーランスのギグワーカーにとって、この医療保険獲得は悩みの種…この時は、本当に日本の国民健康保険が羨ましくてたまらない…
ちなみに私は去年はユニオンの保険に加入できた(過去記事参照)のだが、それはその前年のユニオンの仕事からの収入によって資格が決まる…ところが、実は去年の私の収入状況は散々だったので、今年はユニオンの医療保険の資格は得られなかった…そして、ふと気がつくと、その保険は今月一杯で切れるではないか?!…これは一刻も早く手を打たないと、4月から保険無しになってしまう…そしてそれは高額医療のアメリカでは自殺行為でもある…
そこで、再びオバマケアのお世話になる事にする…実は可能ならば低所得者用のMedicaidが使えたらなぁ…という期待があったのだが、去年1件だけ大口の収入があり、どうもそのせいで所得制限のギリギリだった…大口収入があっても低所得者所得ギリギリなのだから、いかにそれ以外が不作だったかお分かりいただけると思うが、それでも「ギリギリ」というところに、少し期待を持ち、申請だけでもしてみる事にした…
そこでNY州のHealth Departmentのウェブサイトから、まずそのMedicaidへの申請を試みる…ところが、以前にやった時と比べて、その申請は段違いに複雑で、しかも厳しくなっている?!…特に、移民ステイタスをインプットする時に、どうしてもそこから先に進めなくなり、仕方なく電話で問い合わせるのだが、これがまた待たされる…できればウェブで自力で済ませたいのだが、ともかく先に進めないのだから仕方がない…
やがて電話はつながった…このサポート電話では、毎回私は結構運が良い…カスタマーサービスが、アメリカには珍しく親身で、おそらくそこはMedicaidヘの申請のラインだから、先方も無力で貧しい人達の役に立ってあげよう…という親切な思いがあるのかも知れない…また、その担当者の女性は、私が日本人だと知ると、「Oh! 私いつか日本に行ってみたいとずっと思っていたの!」といきなりおしゃべりモードに…そこで「行くなら春か秋がお勧め!」と私も少し雑談に応じるが、何だかそちらの話で盛り上がりそうになったので、それを何とか元に引き戻す…そして彼女に助けてもらい、その申請手続きを進めることができたのだが、その問題のページにいきなりそれまでなかった項目が現れるではないか?!…それ以降なんの問題もなく進めそうだったが、またそういう原因不明の不都合が生じると困るので、しばらく彼女と一緒にやってもらう事にする…と、次の段階で、いきなり「家族全員の収入」を入力しなければならない?!
これは実は前回にはなかった項目である…前回は私の収入だけが問題で、それは確定申告から即判明し、何の問題もなく申請は通ったのだが、今回はいくら確定申告は別々にやっていても、同居している家族の収入が全て必要なのだと言う?!…しかし、うちは夫婦は完全に別口座で、家賃や光熱費としての一定額を毎月ジョイント口座に入れる…というルームメイトかい?!…と言うようなシステムをこの25年間続けてきたのだ…だから保険料も払うのは私だし、実際どんなに収入が少なくとも、その家賃&光熱費はずっと払ってきたのだ…
だから、実は私は夫の収入がどれだけなのか知らないし、彼も私がいくら稼いでいるか知らない…まぁ、あまり仕事に行っていない事はわかっているから、「厳しいんやろうな」とはわかっていたと思うのだが…それでもそうした経済的な独立性を保つ…という事は、私自身の矜持でもあった…だから、結婚しているのなら夫の収入で払ってもらって当然!…と言わんばかりのシステムには、大いにムカつくものがあった…
さらに今回はそれだけではなく、収入以外に貯金や投資があればそれらも全て申請しなければならない?!…これも前回は全く聞かれなかった事で、だからこそ私もMedicaidが使えたとも言える…というのも、日本人の私は普通に貯金をする方である…というか、収入が安定しない我々には、貯金というのは「収入のない時のため」にするもの…低所得者ギリギリの収入しかなくとも何とか問題なく暮らしていけたのは、その貯金があったからこそである…
これが前回は全く問われなかったのは、Medicaidに申請するような人に貯金があるわけがない…という先入観によるものだったのか?!…あるいは、アメリカ人はあまり貯金をしないからなのか?!…しかし、これは今回がっつり聞かれ、またこれは確定申告でもちゃんと報告しているので、「ない」と嘘をつくことはできない…アメリカは虚偽申告にはものすごく厳しいのだ…
しかし考えてみたら、こうして収入を厳しくチェックするのは当然の事かも知れない…これはあくまで、本当に収入が低い人のための保険なのだ…
そして、実際去年の私の収入も低かった事には変わりないのだから…と、覚悟を決めてその入力を開始した…が、これがまたものすごく面倒だった…
(その2へ続く)
★過去記事★


