こんにちは。ニューヨークで役者やってます、まみきむです。
NYアクターの生活、オーディション、現場での様子、また独断によるツッコミなどをお届けしています。
アメリカのホリデーシーズンは、クリスマスの少し前…早い人はその前の週の金曜日から休みをとり、そのまま1月5日まで戻ってこなかったりする…
だからその前に全てを終わらせねば!…という事になり、ものすごく忙しくなる…というのは、日本の年末と同じ事…ただ、その開始が2週間ほど早いわけである…
が、この2週間が結構大きい?!…しかも、ニューヨークに20年以上住んでいるというのに、まだ「体内時計」というか、時期の感覚が日本のままなのか、いつもホリデーカードの準備が土壇場までできていなかったりするのだ…ホリデーカードは、まぁ、大体がクリスマスカードでもあるのだが、これはクリスマスまでに相手に届かなければならない…なので、その昔紙のカードを送り合っていた頃は本当に大変で、このくそ忙しい時にカードを買いに行き、それを書いて封をし(葉書ではなく封書なのだ!)、さらに郵便局の長蛇の列に並ばねばならない?!…まぁ、用意のいい人は事前にカードや切手を確保し、12月20日頃には全て出し終えていたりするのだが、これが私はいつもギリギリの土壇場になってしまうのだ…そこで、かなり前から私はホリデーカードは全てデジタル…つまりメールで送るようになった…これなら一瞬にして相手に届くから、前日までに送ればいいわけで、余裕…のはずだったのだが、やはりいつもギリギリになるのは何でや?!
そういうわけで今年もやはりクリスマスイブの今日、せっせとホリデーカードをメールで送る作業に没頭した…もっとも最近は、親しい人達との繋がり方はメールからSNSやLineなどに変わりつつあり、これは本当に助かる…のだが、それはやはり親しい友人ならOKだが、ビジネス上の相手だとちょっと憚られる…そして、わざわざホリデーカードを送らねばならないのは、得てしてそういう人達なのである…
最近は色々なEカードができているのだが、私は自分で撮った写真にテキストを入れる…という原始的なものにしている…それで12月になると、それに使えそうなクリスマスツリーやイルミネーションの横を通ったら、すかさず写真を撮りまくるようにしている(過去記事参照)…ちなみに、今年選ばれたツリーはこちら…
そしてそこに適当にメッセージを入れ、自分の名前やコンタクト情報を書き入れれば「ホリデーカード」の出来上がりである…
それをまずエージェントや、その年お世話になったキャスティング・ディレクターやプロダクションの人達にメールで送るのだが、やはりマスメールで一気に送る…というわけにはいかないので、なるべく一通ずつ個別に送る…その文面はコピペ…にしたいところだが、相手によって微妙に状況もかわるので、結局微調整が必要になる…しかも、今年になってから私はフリーランスに切り替えたので、やったらその数が多いのだ…中にはほとんど連絡くれなかったエージェントもある?!…そういう奴はもうカットしてしまおうか?!…とよっぽど思ったが、いやいや、そういう人こそ「思い出して」貰うためにホリデーカードが必要なのだ…と思い直す…そしてそういう相手には「今年はこれだけ仕事してたんやで!」というアピールも必要だったりするから、その分さらに時間がかかるのだ…
そしてそうしてやっと送った…と思ったら、「ホリデーなので1月5日まで戻りません」なんていう自動メッセージが返って来たりするのだ!…やはりホリデー前に見てもらうには、12月19日までに送っておく必要があるようだ…
そうかと思ったら、「〇〇はもうここにはおりません」と、いきなり辞めていたりする?!…全然連絡がないと思ったら、辞めとったんかい?!…と、ここでまたコンタクトリストのアップデート…もっとも、これももっと頻繁にこちらからも連絡を取り、絶えずアップデートしておくべきだったのだが…
かくして、これは文字通り1日仕事になった…そういえば、私は日本に居た時も、年賀状を12月25日までに出せたためしがなかったっけ…ひどい時は、正月明けてから、必死でまず来た年賀状に返事を書き、それからようやくお世話になった人達に…という感じで、三ヶ日以内に全て送れれば儲けもの…というような不届な奴だった…何のことはない…全然成長しとらんやないか?!
ちなみに、今年の私のホリデーカードはこちら…
エージェントや業界関係者にはコンタクト情報も全て記載してあるものを送り、Lineなどのメッセージの友達には名前だけ…SNSのポストには個人情報なし…と3通りのカードを作った…
皆さん、どうぞ素敵なクリスマスを、そして良いお年をお迎え下さい。
★過去記事★


