ギャツビーが愛した デイジー を、どんな女性に想像するでしょう?

15歳のヴィンミンさんは、「デイジーは今の誰かというと、パリス・ヒルトン でしょ」
(Daisy's turned into empty person.) Like Paris Hilton.


と、少し前のThe New York Times の記事で 答えてました。

それを見て、わたしは 「なるほど~~」と思いましたが、どうでしょうか?


The New York Times で、最近の高校生がどんなふうに「グレート・ギャツビー」を読んでいるか、
という記事がありました。
「グレート・ギャツビー」は、現在 全米の約半分の高校の必修読み物になっています。
新しく移民でアメリカに来た高校生たちが ギャツビーとアメリカンドリーム
こんなふうに思いながら 読んでいます。


ジンジャオ・ワンさん、中国から2年前に移民に来た女子高校生(14歳)
「グリーン色は、今も希望をあらわしているわ。わたしのグリーン・ライトは、ハーヴァード大学よ」
Green color always represents hope.
My green light is Harvard.


シャウナさん、ジャマイカからの移民 16歳の女子高校生。
「全員に アメリカンドリームへの道が開いているわけじゃない。
 アメリカンドリームへは、そこを通らないと辿りつけない
 ”この道” ”このドア” というのがあって、そこを通らないとだめなの。
 わたしにとってのグリーン・ライトは、”母にとっての私”。
 母は母の希望を全部わたしにたくしているの。
 責任重大。期待にそえない気がすることもあるけど」


彼らの高校の国語の先生、スーザンさん、「グレート・ギャツビー」は、もう32年間
教え続けている。
グリーン・ライト。 生徒たちはみなわかっています、それは、何かのために一生懸命がんばること、
 今の自分ではない何者かになること、
 それは、とどきそうで とどかなそうな 何かをつかもうとすること、
 それが、プロとしての成功であろうと、大金持ちになることであろうと、
 理想の愛であろうと、ハーヴァード大学入学であろうと 」 

They all understand what it is to strive for something,
to want to be someone you're not, to want to achieve something that's just beyond reach.

The New York Times / Feb. 17.2008 / Gatsby's Green Light Beckons a New Set of Strivers