なにも残らない昔話#7 ~アニキ☆マンマン外伝~
なにも残らない昔話 ~アニキ☆マンマン外伝~
「アン=ジャレジ・・・。大変なことが起こってしまったよ」
とても柔らかな口調は、温かい雰囲気を醸し出しながらも、その言葉には強い意志が感じられます。
「それは、“ヤツ“が復活したということですか?プロフェッサージャーム・・・」
エヌティジが真剣な表情でたずねたのは、ドンソンエンタープライズの創設者であり、最高責任者であるジャーム=三王寺(さんおうじ)です。ジャームは、あらゆる分野の権威なのでした。
頭脳明晰で、たくさんの研究や開発にたずさわり、世界的な栄誉ある賞を数え切れないほど授与されました。科学者であり、技術者であり、腕のたつ料理人でもあります。その卓越すぎる知能は世界最高峰のスーパーコンピューターをも凌駕すると言われており、歴史的な偉人が束になっても、ジャームの足下にもおよばないでしょう。
「残念ながら、そのとおりだよ、アン。君には一刻も早く“アレ“を見つけてもらわねばならない。われわれも、全力で君を応援するよ。実は、あちらの世界から、彼らも呼んでおいたんだ。準備が整いしだい、君と合流してもらう」
「彼らが来るということは、やはり、戦いは避けられないのですね。・・・・・。わかりました。全力で捜し出します」
声の調子と同じように、エヌティジの表情は険しく、そして曇りがちです。
「プロフェッサージャーム・・・」
「なんだい、アン?」
「われわれは、正義なのですか?」
なにも残らない昔話 ~アニキ☆マンマン外伝~ 目次作りました【クリック】
今回の話は、わたしが大好きなあの美少女【クリック】 とのコメントのやりとりをしているうちに思いつきました。
※この話が、アニキ☆マンマン#1~ へ続くと思います、多分。