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なにも残らない昔話#48 ~アニキ☆マンマン外伝~

キュイーンという甲高い音とともに、アンマンマンの白く光る右拳周辺の空間が歪みはじめました。アンマンマンは、アンマンチを放つ構えです。
「アンマーンチ!アンマーンチ!アンマーンチ!」
ボヨヨーン、ボヨヨーン、ボヨヨヨヨヨーン。
やはり、オザーケンはアンマンチを弾き返します。
「何度攻撃しても、結果は同じですよ。アンマンマン・・・。あなたもわたしも、この世界にあってはならない存在なのです」
「どういうことだ!?やっぱり、意味がわからん」
うろたえ気味のアンマンマンに向かって、オザーケンは手を差し伸べるようなポーズをとりました。手のひらの上に、白い光の玉がポンッと現れました。
キーン、チチチチチッ。
光を中心に、空間が歪みはじめ、高周波の軋み音が聞こえてきました。
「ま、まさか!?お前も・・・」
驚愕するアンマンマン。
「いきますよ・・・。オザケーンチ!」
オザー拳にしようか迷った挙げ句、こちらに決定したオザケンチがアンマンマンに向かって放たれました。それは、紛れもなく悪魔の力”暗黒の反物質”です。語呂が悪すぎです。
凄まじいエネルギー波が、無音で、アンマンマンにおそいかかります。
ボヨヨヨーン。
「えっ!?」
オザケンチは、アンマンマンに当たったとたん、あさって方向へ進路変更しました。そして、なぜか、弾き返した本人自身が驚いています。
「わたし以外に、暗黒の反物質を使う者がいるなんて・・・。オザーケン、貴様、いったい何物なんだ・・・」
アンマンマンは、わからないことだらけです。そんなアンマンマンに、オザーケンはやさしく教えてあげるのでした。
「さっきも言ったように、わたしたちはこの世界にいるべき存在ではありません。今のわたしの主成分は、あなたと同じ。暗黒の反物質です。お互いに攻撃を受け付けないのは当然のこと・・・。いつまでも、あなただけの特別な力と思っていたようですね。怠慢ですよ、アンマンマン」
「そ、そんな・・・」
アンマンマンは、オザーケンの話を信じられません。
「この悪魔の力は、あまりにも理不尽な破壊力です。自分で身につけてみて、いやというほど実感しました。そして、破壊の巻き添えにされたあらゆる物質が正常に戻るために、世界がどれだけの異常な負荷を強いられていることか・・・。わたしたちの存在は、この世界にとってはストレスなのですよ、アンマンマン」
アンマンマンは、オザーケンの話を理解しようとしますが、やはり無駄なことでした。ただ、聞いているフリをするしかありません。
「猫ちゃんランドの再建を夢見ながら、わたしはこの悪魔の力に対抗する力も手に入れました。お見せしましょう。これが、神も悪魔も恐れる究極のマジオーラ・・・、”ユリコ”!!」
はたして、ユリコとはどういう意味なのでしょう。なんとなく、誰かの名前のような気がしますが、オザーケンの全身にまがまがしいオーラが集まってきました。アンマンマンとオザーケンがいる周辺一帯の色彩や温度、音、風、匂い、あらゆる存在が希薄になってきました。あまりに異常な状況が現実に存在していることに、アンマンマンは心の底から怖くなってきました。

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※この話が、アニキ☆マンマン#1~ へ続くと思います、多分。

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