「おっちゃん王国」NTG(大人になりきれないおっちゃん)のブログ -127ページ目

なにも残らない昔話#54 ~アニキ☆マンマン外伝~


今日のBGMをどうぞ♪

「オラオラオラオラオラ」
炎のオーラ力(ちから)を乱れ散らしながら、決死の攻撃を仕掛ける肉マンマン。無謀な希望に賭ける努力には、悲壮感が漂います。
「オイ、アンマンマン。お前だけでも逃げるんだ。作戦失敗だ。数的優位とかマジオーラとか関係なかったぜ。ヤツが、これほどまでにヤバくなっているとは・・・。認めたくないが、バーモン師匠の大誤算のようだ」
「肉マンマン・・・。せっかくのお気遣いも、時間稼ぎも、わたしには無用です。わたしも、正義の志を持つ戦士のはしくれ。最期まで闘います」
アンマンマンは、アンマンチの構えです。
キュイーン、バチバチバチ。
暗黒の反物質が放つ空間の屈曲音が、哀しく響き渡ります。
「アンマーンチ!アンマーンチ!アンマーンチ!」
唯一の必殺技を連続で撃ち続ける純白の戦士。かつて最強を誇った破壊力も、いまや絶対無敵になったオザーケンには届きません。暗黒の反物質は、色濃い闇の壁に当たっては、音もなく消滅します。
「そろそろ、いいでしょう?あなたがたの一切の攻撃は、わたしには存在すらしないものと同じです。どうやら、我が夢、猫ちゃんランドの再建を果たす時が来たようです。お二方には申し訳ありませんが、ここで消えてもらいます」
オザーケンは、獲物を仕留めにかかりました。オーラ力(ちから)を使い果たした二人の戦士は、最期の覚悟を決める余裕すらありません。
「まずは、あなたからです。肉マンマン。決死の頑張りに敬意を表して、一瞬で消してあげましょう」
肉マンマンの耳に、オザーケンの言葉が途切れ途切れに入ってきます。
(どうやら、本当に終わりのようだぜ。今までありがとう。お前は、自分の場所に帰りな・・・)
肉マンマンは、肉マンチとのヒュージョンを解きました。
「・・・・・・」
肉マンチは、肉マンマンのそばにいます。鋭い眼光で、静かに肉マンマンを見つめています。
「どうした、肉マンチ?早く帰れよ。お前が燃えるような絶世の美女だからといって、道連れにする気はないぜ」
獄炎の火龍は、微動だにしません。

ここから、少しだけ肉マンチの話になります。
実は、火炎地獄の覇者であった肉マンチは、肉マンチ族の最後の生き残りだったのです。伝説の中だけでしか存在できない彼女たちは、自分たちの存在意義を見いだせず、絶滅の道を選択しました。
その頃、正義の志を貫く決意を固めたばかりの当時のハンジ・サーガは、闘いのために強大な力が必要でした。肉マンマンの名前は、実は肉マンチからの由来だったのです。

しばらくして、肉マンチは声にならない叫びを、大きく開けたお口から放ちました。そして、クルッと方向転換したかと思うと風の速さでその場を飛び立ちました。
「えっ?なに??なんなん???」
自分に向かって高速で近づいてくる猛火の塊に、アンマンマンは危険を察して、一目散に逃げ出しました。

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