なにも残らない昔話#39 ~アニキ☆マンマン外伝~ | 「おっちゃん王国」NTG(大人になりきれないおっちゃん)のブログ

なにも残らない昔話#39 ~アニキ☆マンマン外伝~

「子畑さん、今日はありがとうございました」
エヌティジは、花梨を駅まで送り届けました。改札付近では、家路につく急ぎ足の人々で賑わってます。
「エヌティジさん・・・。わたしのほうこそ、とても楽しかったです。また・・・」
「ええ。また、一緒に行きましょう」
エヌティジの笑顔に、花梨もありったけの笑顔を返しました。
「はい、ぜひ」
「子畑さん・・・。約束します。次は、必ず、わたしがあなたをお誘いします」
「は、はい」
「オザーケンやN4との戦いは、とても厳しいものになるでしょう。実は、わたしは今度の戦いに自信を持てませんでした」
「エヌティジさん・・・」
「でも、今日、子畑さんと楽しい時間を過ごすことができて、考えが変わりました。ありがとう、子畑さん・・・。正義の志のために、そして、あなたのために・・・。わたしは負けない。必ずあなたのもとへ生きて戻ります」
「エヌティジさん!」
花梨は、感極まって、思わずエヌティジに抱きついてしまいました。
「花梨・・・」
「エヌティジさん・・・」
花梨は力のかぎり抱きついて、愛する男の胸に熱くなった全身を預けました。
(ああ・・・。ホントに、夢みたい。エヌティジさんが、わたしのことを名前で呼んでくれた。わたし、エヌティジさんを好きでよかった・・・。花梨は、初めて会った時から、ずっと、ずっと、あなたのことが好きでした。そして、これからも、エヌティジさんを愛しつづけます・・・)
花梨は、想い焦がれた人と気持ちがひとつになる幸せに、目眩を覚えそうです。
「・・・さん。お客さん、お客さん。起きてください」
駅のベンチで横になってしまった花梨は、駅員のおじさんに揺り起こされました。
(あれ?夢・・・?わたし、眠ってしまったんだ・・・いつからかしら?ああ・・・。頭、痛い・・・)
現実と夢の境界線は、うたかたの幻。甘美であるほど、悔いの反動がやってきます。花梨は、やらかしてしまった自分を反省する女なのでした。
(あちゃぁ・・・。わたし、エヌティジさんに失礼なことしてないかしら?全然、思い出せないわ・・・。明日、会社でエヌティジさんに会ったら、どうしよう・・・)
駅の終電時間は独特な雰囲気で、少女の思考能力を鈍らせます。アルコールに浸った脳は、あらゆる思考を曖昧にしてしまうのでした。花梨は、自宅に到着するなり、そのままベッドの上で寝てしまいました。
その日の夜、花梨は全く夢を見ませんでした。

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※この話が、アニキ☆マンマン#1~ へ続くと思います、多分。

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