なにも残らない昔話#25 ~アニキ☆マンマン外伝~ | 「おっちゃん王国」NTG(大人になりきれないおっちゃん)のブログ

なにも残らない昔話#25 ~アニキ☆マンマン外伝~

なにも残らない昔話 ~アニキ☆マンマン外伝~

先の戦闘のダメージから回復したエヌティジは、おうちに帰りました。エヌティジの無断外泊は一日だけだったので、おじいさんとおばあさんは、とくに心配している様子はありませんでした。
「エヌティジ。今度の仕事は、忙しいのかい?」
軒先に腰掛けたおじいさんは、いつもと変わらず、エヌティジに優しく声をかけました。
「ええ、とても忙しく、連絡できなくて・・・。すみませんでした」
エヌティジは、庭の草花に水をやりながらこたえました。夕澄みの風が、とてもさわやかに流れています。
「たまには、外でお茶にしましょうか?」
おばあさんは、おじいさんの横に、三つの湯飲みをのせたおぼんを置きました。手を洗い終えたエヌティジが、二人の前にやってきました。
エヌティジは、一番大きな白い湯飲みを手にとりました。
この湯飲みは、エヌティジが、おじいさんとおばあさんと家族になった時に、初めて買ってもらったものでした。新品の時は、他の茶色い二つの揃い湯飲みと並ぶと、浮いた感じで、どこかしら違和感がありました。
でも、今ではすっかり馴染んで、三つの湯飲みは、最初からセット販売されていたかのように、しっくりです。血のつながらない親子が、いつの間にか、とても自然に一緒にいることのように・・・。
エヌティジは、お茶を飲み終えた湯飲みをおぼんの上に返しました。そして、大きく息を吸い込んで、何かを決心したような表情になりました。

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N4(農業四天王)のこんなん作りました♪


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※この話が、アニキ☆マンマン#1~ へ続くと思います、多分。

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