こんにちは5児のエンジニアパパA5です。
今回は、
知っておくべき『反抗期のメカニズム』と、
思春期になっても良好な信頼関係を
築くための『絆のピラミッド』
の築き方ついて前後編で話します。
子どもが小学校高学年、中学校になると
・親の言う事を聞かない
・叱るとキレる
・会話をしない
などといった思春期ならではの
兆候が現れます。
いわゆる『反抗期』というやつで、
このブログを読んでいる親さんも
子どもの頃そうだった覚えがありませんか?
では、
なぜ自分が反抗期に入ったか?
明確な理由を覚えていますか?
なんとなく親がうっとうしくなって、
勉強が難しくなってイライラして、
ギクシャクして、
反発して、
今の自分を縛り付ける狭い世界が嫌いで
自由になりたくて、
盗んだバイクで逃げだして(笑)
そして高校に入る事には
そんなイライラは消えて
落ち着いた。
そんな感じだと思います。
しかし、、、
この反抗期のメカニズムを
理解しておかないと、
必ず自分の子も反抗期になります。
厳密に言えば
全ての子は反抗期になるのですが、
それまでに築いた親子関係によって
立ち直り方が違ってくるのです。
そもそも反抗期とは、
一言で言えば
『論破されてムカつく』
これに尽きます。
つまり、中学校に入って
→そこそこ知識がついてきた
→こうありたい無鉄砲な願望
→経験不足による甘い考え
→親からの容赦ないダメ出し
→論破されてムカつく
→ついでに成績のことまで言われる
(ダメ押し)
このメカニズムで発生します。
この論破されてムカついた時に、
建設的で、
現実的で、
前向きな対策について
親子でコミット出来る信頼関係が
築けていれば、
ある程度のギクシャクはあっても
乗り越えていけます。
この信頼関係が築けていないと、
子どもの心の機微を読めないまま
親の熱意・価値観を押し付ける形になり
崩壊してしまうケースもあるのです。
その結果
・不登校、ひきこもり
・自傷、他傷行為
・暴言、暴力
・家出
などの問題行動にもつながりかねません。
では、どうしたら
信頼関係を築けるのか。
それは
「絆のピラミッド」を築くこと。
信頼関係は
「作る」でなく
『築く』と言いますよね。
文字通り建築と同じで、
まず土台をしっかり作ってから、
その上に築いていくものです。
家を作る時だって、
基礎の杭を打ち地盤を固め、
やわらかいコンクリ―トが固まり、
土台がしっかりして初めて
住み心地の良い家を建てることができます。
大人同士の信頼関係は
基本的に双方が対等な立場という前提で
築くので、
根本的に価値観が合わないとか、
もっというと「嫌い」というだけで
信頼関係など築かず『縁を切る』
という選択肢がありますが、
親子ではそうはいきませんし、
対等な立場でもありません。
子どもにとって親は
上位者であり、
保護者であり
経験者であり、
支配者であるので、
その言葉は絶対的です。
その親子の信頼関係の土台づくりは、
まず、
【土台1】
身体のベストコンディションから。
頭が痛かったり、
肩こりや腰痛が酷かったり、
睡眠不足で不快な状態で
子どもとじっくり向き合えますか?
その状態で、子供が忘れ物や
悪さをしたり、約束を破った時に、
感情的にならない自信はありますか?
食事、運動、睡眠をしっかりとって
ベストコンディションで
子どもの全ての状態に向き合いましょう。
特に見落としガチなのは
『歯』
歯の調子が悪いと、
子どもに対して優しくなれません。
毎食後綺麗に磨くのはもちろん、
歯間ブラシやフロスを使い、
マウスウォッシュも使いましょう。
歯は失ったら取り返しがつきません。
子どもだって同じです。
歯を大事にする心は
子どもを大事にする心と余裕に
つながります。
(矯正もできると尚ベター)
その上で
【土台2】
自分と子どもの未来を信じましょう。
の記事でも書きましたが、
こういう子になって欲しいと
信じないと頑張れないし、
未来を描けません。
「何とかなるわ」では、
「なる様にしかならない」のです。
「何とかなるわ」でも、
「何とかしよう」のどちらでも、
あなたの価値観の結果が今のあなた
という事を忘れないでください。
つまり、
あなたの子をその価値観で
育てたらあなたになります。
もっというと、
30年前の昭和末期~平成初期に
学習した私たちの時代とは、
全く異なる社会
Soeiety5.0に出ていく子供に
私たちと同じ教育をするという事は、
あなたの子が
相対的に教育トレンドのインフレの分
劣化コピーになる
ことは避けられません。
このことに気づいていない親が
多すぎます。
特にすぐ何をしていいかわからなくても
「同じ教育ではダメだ」という
意識だけでも持つべきでしょう。
そして、自分の受けてきた教育は
忘れて「ゼロベース」で
子どもの環境を考えてあげるだけでも
大きなサポートになるはずです。
少なくとも、
一生懸命勉強して、いい点とって
いい大学入って、一流企業に入れば
幸せになれると言う
『勝ち組ライフのテンプレ』は
捨てるべきです。
その上で、【土台3】
絵本や遊びなどの実体験の共有
が必要です。
字を覚えたての3才の頃、
文字や本に対して興味をもつ
一番大事な時期に、
絵本をたくさん読んで
本好きな子供にしてあげましょう。
子どもはきまぐれです。
親の都合で手の空いた時に
「絵本を読もう」といっても
まったく興味を示さない時もあれば、
自分で持ってくる時もあります。
そういう時は大抵
親は都合が悪いのですが(笑)
「絵本読んで」と可愛い手で
もってきたら、
何をやっていても手を止めて
たった数分の時間をとりましょうよ。
そんな幸せな時間は
直ぐに過ぎ去ってしまいますよ!
知識の曙光を得る
一番最初で一番大切な時に
本を読んであげなくて、
本好きにしてあげなかったのに、
小学校になってから、
「本を読まない子だ!」なんて
どの口が言うんですか!
子どもとの絆のピラミッドを作るには
この3つの土台
身体のベストコンディション
自分と子どもの未来を信じる
絵本や遊びなどの実体験の共有
まずこれを構築することが
信頼関係の第一歩となるのです。
その上に、
『幸せな経験』
『体力』
『知識』
『思考』
『感情』
の個別要素を積み上げて、
絆は育まれるのです。
個別要素については後編にて。