対生成と対消滅。
完全なる無の真空から何故か素粒子は生まれ。

ならば完全な無など宇宙には無く。無だった瞬間、有になり、有を味わい無に還る。

対生成で、素粒子は真逆のスピンをもつ、粒子と反粒子に別れて誕生する。素粒子は別れてる間のみ物質として存在する。

この粒子と反粒子が出会うと莫大なエネルギーを放ち消滅する。これが対消滅。

対生成と対消滅。
キミに夢があるなら。

夢が叶っていない自分と、叶えたい夢が同時に宇宙に生まれる。宇宙とは常に粒子と反粒子が出会うまでの不足感を経験しなければならない。

キミと夢が出会うと対消滅。この時の嬉しさやワクワクが粒子が消滅する莫大なエネルギー。

何かを願った瞬間に、願いが叶って居ない自分が生まれてしまう。また、叶えたい願いも真逆に生まれる。

人生とはそれの繰り返し。

この宇宙は不足で成り立つ。この宇宙は出会えない素粒子で構成される。

全ての願いが叶ったら対消滅で宇宙は消える。

叶わない??

醍醐味は出会うまで。
不足を楽しめ。

どう抵抗しても最後は対消滅する定め。

生まれて離れて出会う。

願いがあるなら必ず叶う。

粒子は必ず出会うから。