ども。先の6月8日、4枚目のアルバム『Crows in the cloud』がリリースになりました!


手にとって聴いてくれた人、まだ買ってないけどこれから買う予定だって人、元気な人も、もがいてる人も、それぞれのタイミングで、ゆっくり楽しんでください。作った側としてはそれが1番嬉しいからね。

出来たらヘッドホンで、爆音と二人きりで、夜に心開いて聴いてあげてちょうだい。


今回は作ってて、すげーーーー苦しかった。


作っても歌っても何か違う…っていうモヤモヤの迷い。その迷路の中で出口が見えずにハマり狂ってたよ。

いわゆる神が降りて来ないってやつ。


とはいえ、白紙とにらめっこする日々やスタジオで一休さんばりのとんちを探し続けて頭をクルクル…。

なんて、マジでそんな日々が続いたからこそ、Till it's overやFILL IN THE BLANKSが生まれたんだ。

まー何はともあれ、難産だった分、このアルバムを可愛がってもらえると嬉しいね!


もう観てくれた人もいるかとは思うけど、まだの人は新曲『THORN』のPVもアップしたのでyoutube覗いてみて下さい。


近況を報告しとくと最近、ようやく取材とか表立った仕事が落ち着いて来ました。ふぅ。


ちょっと前にバッサリ髪を切り、久しぶりに短髪にしたり。




かと思えば




家の前で煙草を買おうとしたら、ハトの糞が頭に落っこちて来て、お約束のように炸裂したり…。


文字通り、運がいいんだか悪いんだか。



今は間近に迫った渋谷と神戸のライブに向けて、新曲を織り交ぜたセットリストを、スタジオで必死こいてやってる。


あとこの1ヶ月、音龍門という番組のドキュメンタリーで、ライブやスタジオや取材現場にカメラが入ってて、色々密着されつつ、質問に答えていくんだけどさ、結成からのバンドの歴史を振り返る機会が結果的に多くなったんだよね。あっという間だったけど、思い起こすとしみじみ。


なもんで、最近は『何してるんですか?』って言われたら『しみじみしてる』って答えてるくらい笑。


でも、長い事バンドで積み上げた歴史にしみじみしている分、そして震災があったからこそなんだけど、今も音楽が出来る喜びとかもね、実感してるんだ。


それに近くでも遠くでも、多くのバンドが活動休止やメンバーの脱退って状況に追い込まれたりしてるからこそ、生き残ってる俺達は前を向かないとね。

しみじみばっかしてらんないよな。

脇目ふらずにマイペースに、毒をも飲み込む心で、これからもやってきますよ。

改めて発売にあたってすべてのスタッフの尽力、作品を手にしてくれた皆さんに感謝!

そしてこれを読んでくれたあなたには特別な感謝を。ありがとうございます!

ゆるくなってしまうけど、またこのブログにも付き合ってくださいな。


皆それぞれに前向きな日々を。


ヒロキ




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ついに製品盤の完成て事で、CDのサンプルが届きました。ついにでけたよー。


曲を作り始めてから今に至るまで……




思い出すとさすがに『わぁぁぁぁあ』ってなるよね。

感嘆の叫びとホッとしたスクリーミングハート。2年ぶりの手紙は音も内容も分厚いから、落っこちないように注意してくれっ!

ちなみに発売にともなって各店で特典もいくつかあります。Crows in the cloudをタワレコで予約すると未発表曲CDが一曲別でついて、diskunionで買うとTシャツ、indiesmusic.comではサイン付きのポスターがつくという具合です。それぞれ数に限りがあるので残数など在庫情報は各店に問い合わせしてみて下さい。



ちょっと話がそれちゃったけど、無事に完成したって事で、今ブックレットを手にしているんだけど、クールな仕上がりに私大満足ですよ。

今回のアートワークはAccept the worldやfrom the bottom~のCDジャケットでお馴染み、sauceの植木さんです。元バンドマンのめっちゃゆるくて気さくな人。ジャケットからアー写、グッズのデザインまでうちらは広くやってもらってます。今作も相変わらずの凄腕仕事!すんげー良い仕上がり。


今回は音もデザインも自分の好きな、通って来たルーツみたいなものをエッセンスとして入れたくて。俺が毎日のようにライブハウスに行ってた、90年代後半とか2000年前後の、あの当時に流行ってたデザインの空気感を、今改めてリプレゼントするってテーマで作ってもらったんだ。

植木さんは元バンドマンだからなのか、その辺をすごく理解してくれててさ、打ち合わせの時でも俺のつたない&言葉にしにくい表現の塩梅とかね、共有しにくい部分まで、色々話出来るんだよね。他のデザイナーさんだとこうはいかない。

お互いに10年くらい前の、青春リアルタイムのライブハウスシーンを過ごしてるから、その辺りの感覚を共有しやすいつーかね、仕事がしやすかったよ。


カラスが色んな場面や情景を飛び越え羽ばたいてく、そんな物語仕立ての内容になってます。今回は英訳もついてるよ。


てな訳で、ブックレットの方もデザインを楽しんでみてちょうだい!




しかし…変な時間に目覚めたら眠れなくなっちゃったよ。梅雨入り発表したままの雨は、今も相変わらず降り続いてる。台風はどうなるやら。取材なのに移動が大変だーー。


皆も憂鬱な雨に負けないことを。

ヒロキ
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ども。本日は生憎の空模様。雨が降ったり止んだりの埼玉。

今日は音龍門のドキュメンタリー収録でカメラが密着しております。関ちゃんがインタビュー中。

がむばるぜよ。