「RE-INCARNATION ~RE-VIVAL~」の感想です。
1月10日 大阪サンケイホールブリーゼ 18時30分開演、終演22時25分ごろ。
三国志を策演出の西田さんが独自の解釈で仕立て上げた、作品。
噂では、面白くて殺陣が凄くて、おまけに上演時間が長い、とは聞いていました。
冬の某所(ヲタク祭)で、既にこの作品を観劇した友人が叫んだ一言は、正しかった。
『上演時間、4時間ですから! 頑張ってくださいね!! 4時間ですよ!』
にこやかに、大事なことなので2度言いました、と言わんばかりの言葉。
確かに、大事なことですね。上演時間の連絡は。
見事に、ほぼ4時間(休憩時間含む)かかる作品でしたが、感覚としては『えっ!! もう2時間たってるの?』って感じでした。
元々、殺陣の凄さは折り紙付き。
役者が動けるからなんだろうけど、見ていて気持ちのいい殺陣はなかなか無い。
スッキリしますね、あの殺陣は。
この作品は、シリーズ3作目にして最初の物語。
そのため、前の2作品を見ていない私としては、ところどころ『?』な部分もありましたが、筋に影響があるかと言えば、基本的には無かった。
序盤、蒲牢(ほろう)役の新良エツ子さんの歌声に、この舞台の世界に叩き込まれました。
力強く色っぽい歌声に首根っこを捕まえられて気が付いたら、リンカネの世界にぶち込まれました。
最初と最後に、登場する蒲牢。人ではなく、天の子である彼女の妖艶さ凄み。
あの姿に、あの歌声はぴったりハマっていた。
今回、私的な目玉は、佃井皆美さん。仮面ライダー鎧武のマリカでもある湊耀子で、気になった役者さん。
JAE所属の彼女の殺陣を生で見たい、そんな動機も今回の観劇にはありました。
可愛らしい、彼女の役は黄巾党のリーダー張角。
女の子らしい一面と党の旗頭としての一面。業を背負った者の苦しみ。後は、殺陣の凄さ。
終電逃しても、惜しく無かった。(笑) その節は、ネットカフェにお世話になりました。
今回は、舞台戦国BASARAでもおなじみの役者さん達もかなりいて、そことは違うキャラクターを演じているのも楽しみの一つ。
塚本拓弥さんが、かなり嫌みな金持ちを演じていて、見ていて楽しかった。
なんか、こう、ツボになるようなところをグイグイ押してくる。
谷口賢志さんは、ひょうひょうとして掴み所のない役が、凄く好みでした。
楽しそうに人を殺す辺りが、舞台戦国BASARAの光秀や天海に通じるところがあるのに、ちゃんと別の顔。
誰も信用をしていない、と言うのがにじみ出ているからかもしれない。
内堀克利さんと川畑博稔さんの男気あふれるキャラクターが、殺陣と相まってて。うっかり惚れそうに。
はじめて拝見する役者さんでしたが、一直線なところとか結構好みでしたね。
別の一面も、見てみたい。
東京公演も、行っておきたかったなぁ。
天の子に選ばれた者は、望みを叶えるために業を受け入れねばならない。
でも、その望みは、最終的に天に選ばれるただ一人だけ。
何人かの、天の子に選ばれた彼らは。
望みを叶えるべく、業を受け入れる。
叶える事ができるのは、一人なのに。
業を、一方的に与えられた約束を、破れば・・・死。
誰が選ばれる?
そして、天の子に選ばれなかった者で、大いなる願いを持った者は。
自らの力で、才覚でそれを得ようとする。
願いが手に入らなければ、死もありうる。
業を持つ者、持たぬ者。
その違いは、どこが違うのか。
それでも、彼らは、区別し嘆く。
区別し、抗う。
覇権を得て、欲を、栄華を、平穏を得るために。
戦いを終わらせるために、戦いを始める。