ASD〜積極奇異型で困ること〜 | 自閉症スペクトラム症の長男8歳、グレーゾーンの次男3歳の育児記録。

自閉症スペクトラム症の長男8歳、グレーゾーンの次男3歳の育児記録。

2歳で療育開始。5歳に自閉症スペクトラムの診断。6歳から薬の服用開始。
長男(小学2年生)の成長記録です。

長男オレンジはASD、自閉症スペクトラムです。


ASDは対人関係において、4つのタイプに分かれるそうです。


孤立型

周囲とコミュニケーションを取らない


積極奇異型

周囲とコミュニケーションを取るが、人との距離感が近すぎる


尊大型

自分の意見を一方的に押しつける

周囲を圧倒しようとする


受動型

命令されやすく、流されやすく、自分の意見をもてない



うちの長男オレンジは、積極奇異型です。

学力は低めですが、IQはギリギリ平均の数値です。


学校では、特別支援学級の情緒級に在籍しています。



ただ、学校から一歩外に出ると、

長男オレンジがASDで発達障害があることは全くわかりません。


いわゆる【普通の子】に見えます。

習い事先には、ASDであることをお伝えしているのですが、

【普通】に見えるので、あまり伝わっていません。




歯医者でもそうです。

過剰歯を取らなければいけないときも、

かかりつけの歯医者さんでは、


「麻酔をして切開すれば取れるので、うちで取りましょう。」


と提案されました。


私は、息子がASDであることや

麻酔をして切開することは、パニックを起こしてできないと伝え、


歯科大で手術してもらいたいので、

紹介状を書いて欲しいとお願いしたのですが、



「そこまでする必要はない。」

と、何回も説明されました。



それもこれも、

息子が【普通の子】に見えるから、

今までも普通に治療が受けられたからだと思います。




でも、


麻酔して切開する途中でパニックを起こしてしまったら、大変なことになるし、


そうなれば、

息子は二度と歯医者には行かなくなると思います。


そんなリスクを負って、

過剰歯手術をさせることは、私にはできませんでした。



「障害があるのに、障害があるように見えない」



ということが、私と息子にとってよ困り事です。



息子は、

迷子になっても、

困っているときでも、

【普通の子】に見えるから、

なかなか助けてもらえないのではないかと思います。