テレビも新聞も、尖閣諸島を巡って、中国国内で吹き荒れた反日デモを報じている。


激しい中国の若者らの暴動。


日本車の自動車販売店も、暴動の被害にあわないように自衛の策を練っていることが朝日新聞の国際欄で写真とともに取り上げられていた。


でも、反日デモは中国全土ではなく、大連では起きなかったとも報じている。


冷静な中国人もいるし、反日デモに冷ややかな中国人がネットで配信していることも小さく報じている。


尖閣諸島を巡る「棚上げ論」は、日中間の知恵だった。


だが、この「棚上げ論」に日本側が「同意したことはない」と切り捨てる日本政府高官に中国が反発。


日本のマスコミ報道は、「日本固有の領土である」と断固主張した上で、冷静な日中間の議論を呼びかけるというから、どこかひっかかる。


断固主張して、冷静もないだろう。


日本は「領土問題はない」と主張しても、中国は明代の地図や 資料を持ち出して固有の領土であると主張している様子。


中国が欧米列強に浸食され弱体化した時期に起きた日清戦争の年に、日本が尖閣の領有宣言を行っているから、中国が反発する。


日清戦争の年に日本が尖閣の領有宣言―――。


このことが日本のマスコミが分かっていないから、中国の権力闘争や貧富の格差などが不満となって噴出して、抗議デモの背景を重ねて報道する。


そこにズレがある。


だから、日本人はいつまでたっても、中国を理解できない。