かつて日刊新愛媛というローカル新聞が、四国にあった。
この新聞は、当時の愛媛県知事、白石春樹氏による圧力により、1986年末に廃刊となったとされる。
発端は、松山都市圏への県立高校新設をめぐって、地方財政法で禁止されている負担金を、誘致運動をしていた松山市に要求したと報じ、当時の愛媛県知事が逆切れ。
取材拒否の対抗措置を取った。
ほっ、マスコミへの逆ギレ知事は、あの浪花の(橋本)府知事が初めてではなかった。
取材拒否は、知事の取材だけでなく、県庁から高校野球・・何から何まで。
これでは、新聞は掲載するものがなくなってしまう。
県は農業団体、地元経済界などまで巻き込んで、取材も購読もやめて、広告の出稿も停止したという。
この知事は自分の気に入らない新聞をつぶしてしまった。
さて、中日新聞ーー。
近頃、すこぶる評価が高い。
「イラク空自が米軍要請で定期便」で、
>自衛隊が米兵のタクシーになっていたことを書いた新聞は、東京(中日)新聞のみだったとか。
報道しない新聞は、本当に報道機関なの?
そんな報道しない報道機関ばかりの中、中日は真実を追究し、報じた。
そして、静岡空港の開港延期問題では、なんとなんと静岡県の石川嘉延知事にその責任問題を追及。
これには、近頃見られない報道機関の突っ込みの鋭さに恐れ入りました、の大喝采を送りたい。
廃刊した日刊新愛媛の例があるにもかかわらず、新聞の使命を忘れない、この気概をどこまでも貫いてもらいたい。